京大の吉田寮見学ツアーへ行く前に、ほんとは午前中に近くの重森三玲庭園美術館へ行くつもりだったが・・
家の用事でもたもたしてたら出遅れてしまったので諦め;
丸太町で降りて、ワールドコーヒー京都商工会議所店へ寄っていくことにした。
こちらのワールドコーヒーが入っている京都商工会議所のビルは昭和39年に建てられたレトロモダンなビルだそうで
内装では、床には十二支のモザイクや重森三玲作庭の庭もあるというので、一度入ってみたかった。
吹き抜けの喫茶室は、庭に面した窓も全面ガラス張りで開放感たっぷり。
このガラス越しにに見える庭が重森三玲作の庭だそう。
私が来た時はこの庭ビューの席は埋まっていたので座れなかったのだけど、
途中からどんどん人がいなくなって、シャッターチャンスが?!が訪れた。
休みの日なのに、あまりお客さんもおらず、店内はゆったりとした空気が流れてる。
喫茶室の床には真ん中に太陽らしき?モザイクを囲んで、十二支の動物を表したモザイク画が並んでる。
ベージュ色の大理石の中に埋め込まれた黒の大理石モザイク?で描かれた動物たちが、すごくいい味わいを醸してる。
これは猪。
トラ。
ニワトリやサルもいる。
ヘビやタツも。
更に、天井からはこんなモダンな照明がぶら下がってるのだ。
まるで線香花火のような繊細でおしゃれな照明~
辺りが暗くなったらどんなふうに明かりが灯るのか?それも見てみたくなる・・
大理石の壁にはこちらもまたモダンテイストなブラケットが並ぶ。
こちらのコーナーはベルベットなソファ席。
そして、ビル内の扉の取っ手がまた素晴らしい。
全てやきものが使われていて、釉溜りが様々な表情を見せている。
ひとつとして同じものはなかった。
美しい~うっとりするなあ。
ビルの階段。
2階から喫茶室を
この人の少なさ・・
ほんとに穴場だなあ。
2階のフェンスのデザインもよかった。
喫茶店を出て歩き始めると、目に留まったのはこれまたモザイク壁画。
京都府立総合社会福祉会館の玄関付近に貼られてたもの。
色とりどりの大理石が使われ、幾何学模様が描かれている。
石の大きさも様々で、細かくデザインされてた。
そして通りかかった大丸ヴィラの門柱。
いつか入ってみたい憧れの大丸ヴィラ
ここから京大の吉田寮までは歩いて約30分。
集合時間までまだもう少し時間があったので、聖アグネス教会を見ていくことにした。
聖アグネス教会明治31年にガーディナー設計により建てられたゴシック様式の煉瓦造の教会。
ちょうど教会の方が中におられたので見せて頂けた。
ハンマービームの小屋組が見られる聖堂内は厳かな雰囲気に包まれていた。
聖堂内はステンドグラスが豊富で美しい。
ガーデナーがデザインし、日本人が製作したものだそう。
このパターンのデザインが繰り返し使われているようだった。
祭壇のステンドグラスは少しデザインが違い、もう少し凝ったもののよう。
説教台
バラ窓
パイプオルガンは昭和56年に設置されたものだそう。
教会を堪能した後は京大へ向かって歩き始める。
その道すがら見つけた建物。
窓を覆うように大きな面格子が付けられてた家。
面格子の下や壁は布目模様のタイルがびっしりと貼られてた。
面格子と窓の間にぶら下がっていた照明がモダン。
ファサードだけでなく、側面?も面格子に囲まれてて、同じように間には照明がぶら下がってた。
タイル貼りの洋館のついた家も。
この後は吉田寮のツアーに参加した。