午後からの旧粘土工業所のタイル見学前にメンバーに岐阜駅からのプランを考えて頂き、旧八百津発電所へやって来た。
山奥の険し目のくねくね道を通って到着、こんなところ車でないと到底来れない・・連れて来てもらえて有難い。
旧八百津発電所は明治44年に木曽川水系初の本格的な発電所として建設され、当時としてはわが国有数の発電所だったそう。
昭和49年丸山発電所の完成により閉鎖されたという。
それまで63年間稼働し、平成10年に重要文化財に、そして資料館としてオープンしたのだそう。
対岸から眺める発電所の建物はまるで湖畔に佇むヨーロッパの古城のよう。
素敵だなあ。
建物だけでなく、敷地全体が重要文化財となってるそうで、
発電所は現在主流のダム式ではなく、水路式という方法がとられ、水圧鉄管や貯水槽が見られる。
本館のそばにある小さめの建物は放水口発電所といって
電力需要が増加した大正6年に本館発電所の放水口からでる落差7mの水を再利用して発電していたという。
こちらも他に類例のない貴重な発電装置だそうだけど、非公開。
こちらが本館。
建物はイギリス積みの煉瓦造りで外装はモルタル仕上げに。
左の発電設備のある発電棟と送電設備のあった送電棟に分かれている。
発電棟は放熱性が考慮されて、軒高12mの広い空間に。
操業当時のままの状態で残っているようで
大きな水車(手前)に発電機を直結した発電装置が三組設置されてる。
すごい迫力!
当初は発電機、水車ともアメリカ製だったが、出力増強時に国産品に取り換えられたという。
日本製らしき社名とマーク
水車や発電機の迫力ある姿に萌えるー
影絵式の工具掛け
機器の点検、修理作業の工具掛けで、持ち出し中の工具が一目でわかるようになってるとか。
なるほど~これだと、使った後もちゃんと元に戻せそう。
工具の現物・・持ち上げたら、めちゃめちゃ重たかった・・
錆び剥げ萌え~~
送電棟の2階から。
送電棟1階の母線室。
巨大な碍子が並ぶ母線室。
旧発電所時代のままのものがよく残されたリアルな発電所資料館を楽しめた。
行きに通った八百津町公民館飯田分館にタイルが見えた、との情報だったので、
帰り道に立ち寄った。
ほんとに、入口の玄関ポーチの壁面にモザイクタイルが貼られてた。
よく目に留まったものだなあ。
赤いたばこの吸い殻入れがかわいい。
八百津町公民館飯田分館のプレートと時計。
そしてランチにやって来た。
古民家を改装したというレストラン、葉菜。
ランチセットの前菜。
えびと魚のすり身のハンバーグ
メインも野菜がいっぱいで盛りだくさんで美味しかった。
お団子が入った御汁粉のデザート付き
満足のランチタイムだった。