旧粘土工業所を思う存分見学した後、やってきたのは美濃。
大正12年に建てられた長良川鉄道美濃市駅本屋。
当初の基本構造を残しながら改修され、現在も現役で使われている。
旧名鉄美濃町線美濃駅舎。
大正12年に建てられ、平成11年に廃線になったが、当時の駅舎、プラットホームはそのまま残されている。
プラットホームには車両もいくつか残されてた。
そして美濃の町並みを歩いた。
美濃は江戸から明治時代にかけて造られた商家が軒を連ね、
伝統的建造物群保存地区に選定されたうだつの町並みが見られる。
火災での燃焼を防ぐために造られた防火壁、うだつは裕福な家でしか造ることができなかったという。
そして屋根の上に祀られていた神棚のようなものは、火除けの神様だそうで、
町内に一つ程あるそう。
現在も小坂酒造場として酒造りを行い販売されている。
中の間には箱階段や金庫、古い看板や掛け時計などが残されている。
土間の片隅にはこんな電話室も残されてた。
古い衣装箪笥を商品のディスプレイ台にアレンジ。
家紋の入ったのれん
おくどさん
母屋やから後ろに続く酒蔵まで総て江戸時代の貴重な建築なのだそう。
そしてぷにょさんが以前泊まったことがあるという岡専旅館。
こちらの旅館にもたくさんモザイクタイルがあったとのことで、ぷにょさんが
宿の方に見学をお願いしてくれた。
宿の方は快く中まで案内してくださった。
洗面所周りにびっしり貼られたモザイクタイル。
トイレや廊下の腰壁などにふんだんに貼られたさまざまなパターンのモザイクタイルを見せて頂くことができてよかった。
タイル貼りのこちらの建物は自然堂という調剤薬局のよう。
自然堂のタイル。
同じ並びにあった美容院の床タイルが可愛かった。
ホーロー看板がいっぱい。
旧美濃町産業会館は昭和16年に美濃町信用購買販売利用組合により建設され、
組合が解散してからは農業協同組合や商工会議所、公民館、紳士服店なども入居していたという。
現在は美濃和紙あかりアート館として活用されている。
上部は下見板張り、腰タイル貼りに。
今井家住宅は庄屋兼和紙問屋だった町屋で江戸中期に建てられたそう。
現在は資料館に。
素敵なガラスの建具が入ったお店を発見。
古道具屋さん
明治9年に建てられた旧小学校の本館を移築したもの。
小学校移転の際、宝勝院が譲り受けた。
洋風の柱頭飾りやベランダが特徴的な擬洋風建築。
波のように見える柱頭飾り。
美濃を見学し終えた後は、宿泊地の関まで送ってもらい、この日は解散。
ホテルにチェックインした後、予約してもらってた宿の近くのさくら川というお店へ。
2000円もしないコースだったのに彩り豊か、食材も豊富でとても美味しかった!
お店の人に関へ何をしにやって来たのか?と問われ、
旧粘土工業所へタイルを見にやって来た、というと、かなり興味を持ってもらえ、突っ込んで聞いてくださったのだが、
お店の人の??は最後まで消えないようだった。
この後は遅くまでやってる近くのコメダコーヒーで女子トークに花が咲いたのだった。