今月の建築講座で訪れたのは天理大学。
こちらは天理大学付属天理図書館は昭和5年に武田五一の設計で建てられた。
閉架式の図書館は、入って正面奥が4層の書庫、その両脇に事務室と閲覧室が並ぶという造りになっていて
内装は大理石のカウンターに豪華で独特なデザインのシャンデリア、装飾の入った天窓など贅を尽くした造りになっている。
この日は内部撮影禁止だったのだけど、以前訪れた時は、撮影可で、撮っていた内部の様子。
この日は以前訪れた時には見れなかった閲覧室も見ることができた。
閲覧室も素敵で、落ち着いた暗緑色の壁にアールデコの透かし彫りの入ったダークブラウンの閲覧用の机と椅子が
並んでいて、ここで一日読書をして過ごしてみたくなるような?雰囲気。
玄関ポーチの傘を広げたような照明も面白いなあ。
玄関ポーチ床のモザイクタイル。
図書館の周りをぐるりと一回り。
裏の出入り口の両脇につけられた照明
大正15年に武田五一と岩崎平太郎設計により建てられた天理大学一号棟。
玄関ホール床の華やかなモザイクタイルの模様。
床の隅の方にはモザイクタイルで縁取りも
ホールの照明。
天理大学創設者記念館、若江の家
大正13年に創設者の勉強室として建てられたものだそうで、昭和30年に現在の位置に移転されたという。
こちらも内部は見れたが撮影禁止。
花や鳩のデザインのステンドグラスや暖炉や天井の飾りと凝った設えが見られた。
駅から天理大学へ到着する前に目の前に現れた巨大な建物は「おやさとのやかた」という天理教の建物だそうで、
天理教関連の学校や病院、詰所などの施設が入ってるのだそう。
コンクリート造りの建物は連なる唐破風の屋根や朱色の窓枠など全て統一されている。
壮大な天理教教会本部の建物。
駅から大学へ向かう途中にはレトロな商店街があって、そこにいくつか喫茶店があったので
目をつけていたけど、早々と閉まっていた喫茶店もあり、こちらの「ふるさと」へ立ち寄った。
お店に入ると目に飛び込んできた陶板の壁。
補強?デザイン?のために入った斜線?がちょっと邪魔だけど、
抽象画のようないくつかのパターンのレリーフタイルが組み合わさり、色合いも渋くでいい感じ。
こちらのお店は営業されて約50年といわれていた。
プリンパフェを頼んだら、めちゃボリュームたっぷりで、真っ赤なさくらんぼとカラースプレーがレトロ。
仲間の方々から頂いた旅のお土産も一緒に。
プラスチックのカバーの照明もレトロでかわいかった。