竹中大工道具館から約30分ほどぶらぶら歩いてやって来たのは関帝廟。
ちょうど前日に友人がここにもマジョリカタイルがある、と教えてくれたので楽しみにやって来た。
関帝廟は財の神として名高い三国志の武将、関羽を祀った霊廟。
現在の建物は昭和23年に建てられたもの。
日本の伝統的な建築に中国風の意匠や様式が取り入れられ、日中折衷の建物となっているという。
山門の天井には華やかな彫り物が施され、
本堂の屋根には二匹の龍が向かい合う。
そして、本堂の扉脇の壁面に左右対称に入れられたマジョリカタイル!
2種類のマジョリカタイルが貼られた壁面があった。
台湾で見た寺院を彷彿とさせるタイル使い。
4枚合わせると花模様が現れるタイル。
縁のモールディングタイルもかわいい。
こちらは鮮やかな黄色が極彩色のお寺にマッチしている。
タイルの壁面の上に入れられた透かし彫り。
中国の故事に由来する模様が彫られてるとか。
片隅にあった一対のシーサーのようなやきものがいい味わいを醸してた。
帰りがけに、このあずまやに佇んでいた方に声を掛けられた。
ここは相当なパワースポットだそうで、その方は介護疲れを癒すためにちょくちょく通っておられるのだそう。
ここへ来るとその後に必ず一つ二つ良いことが起こるとか・・
他にもここで知り合った方同士が結婚された話など良いエピソードをいろいろ教えてくれた。
来た人にはなんらかの御利益があるらしい。
タイル目当てに来ただけだったけど、いいこと聞いたなあ。
他にも中国の紫禁城と同じ皇帝色の瓦が使われていたり、
中門は登龍門と言われ、タイワンヒノキの一刀彫が圧巻。
黄河龍門の鯉が龍になる故事になぞらえたもので、台湾で作られ、船で運ばれてきたものだそう。
帰りは中華街を通って、林商店で少し買い物をして帰った。
行きに見つけた入口がモザイクタイル尽くしだった建物。
元銭湯?!
左右対称にモザイクタイルの円柱が立ち、腰壁もモザイク。
こちらも左右対称に壁に入ったスリットの中はモザイクタイル
見上げると2階部分にも一部モザイクタイルが貼られてた。
建物全体。
竹中大工道具館から関帝廟へ向かう間にはいくつかの教会も通った。
神戸三宮ハリトリス教会。
日本基督教団神戸教会
そして神戸ムスリムモスク。
以前内部に入った時のレポ→☆
とあるカレー屋さんの店先。
カラフルなうろこ状の壁面に菱形の窓がかわいい。
三宮センター街の入口にそびえ立っていたモザイクタイルの壁面。
下半分はアクリル板で覆われてて、せっかくのタイルがよく見えず。
駅の近くで見た陶製の壁面オブジェ?!
下一列は赤絵で描かれた孔雀の絵柄のタイルが華麗。
よく歩いた一日だった。