先日久々に逸翁美術館へ訪れてきた。
企画展「西洋のちょこっとアンティーク」は小林一三が1935年に初めて欧米へ外遊し、
一年間に及ぶアメリカからヨーロッパを巡る旅の中、各地で買い求めた美術工芸品や、当時の旅行日記などの展示が楽しめた。
日記にはヨーロッパ各地の美術館を巡った時の印象だったり、買い求めた美術品のことだったりとこまめに記されてて
それがとてもリアルで面白かった。美術品は、やきものが多く、ウエッジウッドやマイセン、セーブルなど有名どころの窯元の
ものなどさまざまな器をお茶道具として見立てて購入していたようで、その自由な発想に想像力が掻き立てられて楽しかった。
美術館のチケットの半券を持っていたら小林一三記念館の入場料が割引というので、
こちらも久しぶりに訪れた。
昭和12年に建てられた小林一三の旧邸が現在記念館とレストランになっている。
玄関ホールの正面にはマントルピースと鏡
マントルピースのグリルのデザインはぶどうの蔓
玄関ホールの照明
広間へ
吹抜けの広間。
大理石と木で装飾されたマントルピース
マントルピースのグリルはアールデコ調。
天井から下がる豪華なシャンデリア。
大広間から続くこの廊下の先は邸宅レストラン雅俗山荘に。
廊下の照明
広間のブラケットは燭台風
広間にはこんな舞台セットのような華麗な階段も
階段上から広間を見下ろす。
2階は資料室になっていて、シャンデリアや
ヒーターのグリルなどがそのまま残されてる。
この照明、かわいいなあ。
こちらは書斎
応接
廊下の照明
家事室の天井は網代に。
お風呂は浴槽もタイルも洗面台もピンクで統一
庭園から見た邸宅。
椅子席の茶室、即庵。
椅子席からは畳上と同じ視点で喫茶できるよう工夫されてるそう。
この日は小林一三記念館と美術館、堪能できた。