2日目の夜ご飯はクアトラ・ガッツにて。
こちらはラスプンシャス集合住宅と同じく、プッチ・イ・カダファルク設計のカサ・マルティだった建物。
19世紀末にピカソを始め、芸術家や知識人たちが集った店として知られている。
一度閉店したが、当時の内装を再現して1981年に再オープンしたという。
中世の雰囲気漂う建物に、
ゴシック様式の尖塔アーチの入口には、ステンドグラスが入り、
看板の支柱はドラゴン・・
二階のバルコニー床のタイルも見える。
モデルニスモ様式も取り入れられ、独特なアイアンワークも興味深い。
窓周りの彫刻も繊細で、
バルコニーの軒は猿?の顔をしたガーゴイル。
イスラム風幾何学模様の装飾が施された扉は重厚な雰囲気で、
扉の取っ手も細かい細工が。
鍵穴も
店内へ。
奥から入口を見たところ。
カフェ&レストランになっていて、こちらはカフェスペース。
床と腰壁はタイル貼り。
この壁に貼られている「自転車に乗った二人の男」の絵はカフェのシンボルになっていて、オリジナルはカタルーニャ美術館にあるのだそう。
鋳物のシャンデリアも美しい。
腰壁には白とグリーンのタイルの上に花模様のタイルが貼られている。
カウンター背面の飾り棚も全面タイル貼りで、
スペインらしい明るい手描きの模様が描かれてた。
そして奥のレストラン部分へ。
こちらは落ち着いたシックな内装。
柱を利用した照明が素敵。
片隅にはアールヌーヴォーの優雅な曲線を描く家具が。
写真が悪すぎて、マズそうに見えるけど、美味しかったパエリア。
これは、プリン?スープ?
何を頼んだのか忘れてる・・;
洗面所前にはステンドグラスの照明。
洗面所床にはタイルがはめ込まれ、
アールヌーヴォーの曲線が美しい鏡。
洗面台も。
トイレの扉もこの曲線。
前日にホテル近くのインド料理店で食事した後、
実はクアトラ・ガッツでお茶しようとやって来て、間違えて入った隣の店。
プッチのラスプンシャス集合住宅に使われてたタイルが貼られてるし、
花モチーフの面格子などもあって、
建物のコーナー部分や窓周りにはスグラフィトや繊細な彫刻も施されていた。
赤煉瓦とタイルのコラボが見られる外観。
アールヌーヴォーのようだけど、ちょっと和の雰囲気が感じられる扉。