昨日は常滑の「縁がわ」さんと縁がわさんのワークショップで
扱う貼り板の扱いを伝授して頂きに、多治見の長江陶業さんへやってきた。
長江陶業さんは、なんと、あの「にっぽんのかわいいタイル」でおなじみの加藤郁美さんと親戚筋にあたるということで、
ご紹介頂け、今回特別体験させて頂けた。
笠原の本社へ到着すると、駐車場からタイル尽くし。
車を下りて、思わず、まず写真を撮ってしまった。
不規則な並びをしたタイルは、決して一枚一枚貼ったわけではなく、
このようなランダム貼りのシートがあるのだそう。
規則正しく整列してるものより楽しい雰囲気。
玄関を入ると、陶板とタイルが組み合わせた作品が存在感を放ってる。
カウンター下には、白をベースにカラフルなタイルが入っていて、
どこを見てもタイル、タイルでワクワク。
そして趣のある布目タイルも!
大小、組み合わせて貼られていたタイルが素敵だった。
ご挨拶の後、ショールームも案内して頂けた。
様々なデザインのタイルが並ぶショールームは、興味津々。
英字記号がレイアウトされたタイル、かっこいい~
これは布目。
手づくりの味わい、落ち着いたトーンでやっぱりこういうのが好きだなあ。
こちらは窯変のタイルに、プリントされた模様がリアルなタイルが混じっていて、いい感じ。
ひときわ目を惹く幾何学模様のタイルはモロッコで手作業で作られたタイル。
パーツ毎に、手割で形作られたものを合わせて作られたものだそう。
手が込んでるなあ。
布の友禅染をタイルで再現。
窯元によって微妙に色合いが違うところを比較して選ぶことができるそう。
現代版銅板転写タイルは、カラフル。
百数十種類のでデザインのバリエーションがあるという。
鍋敷きや、壁掛け、そのままお皿にと人気があるそう。
スツールの下部に貼られたタイル。
こんな使い方もあるんだな。
ガラスを埋めて、洗い出し仕上げで作られたタイル。
そして、トイレの個室は全面真っ白なタイルに囲まれている。
色は同じながら、色のトーンや形、質感が違うもので、
それがとても華やか。
キッチンに貼られてたタイルもレトロで可愛いものだった。
思わずタイルに夢中になってしまいそうになったが、
この日の本来の目的は、
貼り板でのタイルシートの作り方。
実演を見せて頂くことができた。
同じ色のタイルシートを作る場合は、どさっとタイルを置いた貼り板の周りに、囲い板?を置いて、左右に振ると、自然とタイルが収まる。
裏返ってるものは手作業で表に返す。
貼る紙の矢印方向へ傾けて、目地幅を均一にする。
そして、紙に糊を付け、タイルに貼る。
貼り板の上に干し板をかぶせ、裏返して、干し板の上で乾燥させる。
乾燥させるとシートの完成。
シートは、施工する場所に接着した後、紙を濡らすとはがすことができる。
一通り、実演を見せて頂け、無事マスターできたかな?!
タイル屋さんのショールームはやはり刺激的で、楽しく、いろんな使い方のヒントがある。
名古屋にも長江陶業さんのタイルのセレクトショップ「THE TILE SHOP」があるそう。