ブダペストから夜行列車で到着したのは、プラハ本駅。
プラハ本駅は、1909年にチェコの建築家ヨゼフ・ファンタ設計により
アール・ヌーヴォー様式で建てられた駅舎。
外観は、アール・ヌーヴォーの緻密なレリーフ装飾で覆われている。
駅の内部空間。
三層吹き抜けのドーム。
2006年から2012年にかけて改修工事が行われたそうで、
このドームもきれいに修復されていた。
モザイクタイルで描かれた、1918年10月28日の文字は、
チェコがオーストリア=ハンガリー帝国から独立した日。
ドーム天井の繊細な装飾。
振り返ると、出入口上部のアーチにはステンドグラスが。
このドーム内2階の一画には、カフェもある。
急いでいたので入らなかったが。
店内も店外もにぎわってた。
一通りプラハ本駅を写真に収めてからは、ホテルへ向かうバス停に向かった。
道路渡るために地下へ下りようとすると、こんなタイル壁が出現。
タイルに凹凸があって、壁面は波打ち、地面からタイル壁につながるラインが滑らかで美しい。
地下への通路の壁面から建物に続いてタイル貼りになっていた。何の建物だったか?!
バスに乗り、ホテルエリートへ到着。
14世紀の貴族の邸宅を改装したホテル。
ホテル内部の様子は、後ほど。
チェックインを済ませた後は、荷物を預け、早速町歩きに繰り出す。
ホテル前には、風合いの良い扉の建物。
何度も塗り重ねて、使われ続けてきたことがうかがい知れる。
まずは、お昼ご飯に「ウ・フレクー」というお店へ。
元修道院の建物で、ビアホールでもあるのだが、朝から開いているはずが
やっていなかった・・お店が閉まってるのか?どうなのか?
ホテルから近くなので、また夜にでも出直すことに。
アイアンの細工が美しい大きな時計が目印。
アイアンとガラスが合わさった照明も素敵。
ドアノブ&鍵穴の飾りもいいな。
ライオンの顔が建物全面に貼り付くルネッサンス風の建物。
歩いていると、大きく開け放たれた扉から、目に飛び込んできたもの!
なんとマジョリカタイルではないか?!
うおおお(心の中の雄叫び)
なんという美しさ。
なんという贅沢なタイル使い。
緑のタイルの背景も美しく、こういう組タイルも初めて見た。
9枚のタイルが組み合わさり、大きな花部分を形作ってる。
花の下は、枝が描かれたタイルが繋がる。
マジョリカタイルだけでなく、上部は白いタイルが貼られ、その中には、
グリーンから青の釉薬が複雑に混じりあったようなタイルが点々と貼られている。
これらのタイルも一枚一枚、釉薬の感じが違っていて、とても美しいのだ。
その先は、アール・ヌーヴォーの複雑な曲線が絡み合うアイアンの階段手摺
ああ~眼福だった。。
ウ・フレクーが閉まっていたおかげ?で、近くのこんなすごいタイルスポットに導かれたのだった。
ライオンの飾りのある扉。
恐い顔のライオンは、よく見かけるが、
このデザインは、どこか愛嬌がある。
これは教会だったかな?
薄い金属の板に装飾を施し、張り付けてある。
それがとても繊細。
そしてプラハでは、有名物件の旧トピチョ出版社。
27年前に見た時からお色直しされてるようだった。
両端上部の建物名入りのステンドグラス。
中央の2階窓上のステンドグラス。
お隣は、旧プラハ保険会社。
最上階の「PRAHA」の文字周りには、細かくモザイクタイルで装飾されている。
モザイクタイルのモチーフは、花や果物。
文字の開いてる部分は窓になっているようだ。
持ち送りや、軒裏には照明もついている。
夜はライトアップされるんだろうか?見逃してしまった。
「保険」の文字とその周りもモザイクタイル。
フクロウが両脇に。
モザイク部分は孔雀がデザインされていた。
周りにはトカゲやカエルなども貼り付いてた。
2階は雰囲気変わって、物語の一場面のような重々しい雰囲気のレリーフが。
入口床にはモザイクタイルで、「PRAHA」の文字。
入口扉にはステンドグラスも。
こちらは、どこの階段だったか失念;
とにかく美しいアール・ヌーヴォーの階段手摺にうっとりした。
こちらのビルは、各階のバルコニーが緑化されていて、
建物全体が細いワイヤーのようなものに包まれてる?!
これは、単なる装飾だったのかな?
大きな円柱の奥には、お花屋さん
重厚感あふれる扉。
ドアノブに、いろんなものが貼り付いてる・・
口から何かを吐き出す人、フクロウ、鳥・・
町歩きは更に続く・・