プラハ町歩きの続き・・
アール・ヌーヴォーの意匠が美しいホテルツェントラル。
窓の下には、女性の顔のレリーフ、女性の髪が木に巻き付くように絡まり、
その周りには木々が枝を広げている。
銀杏のような形の葉、金色の実も実ってる。
とても繊細で美しいレリーフ。
入口周りもとても華やか。
アーチの庇には金色とピンク色で彩られたお花の細工が可愛い。
扉の両脇には、鉢植えの木のレリーフ。
根っ子まで描かれていてリアル。
扉のアイアンワークも植物文様がモチーフのようで、華やかだった。
こちらの建物はヒルトン・プラハ・オールドタウンホテル。
建物は、近代的のようだが、
建物の2階部分に規模の大きなステンドグラスがあった。
町中を走るトラム。
トラムと地下鉄にはちょこちょこ乗ることがあり、重宝した。
レジオン銀行。
黒い聖母の家と同じく、ヤン・ゴチャール設計により
円弧モチーフのロンドキュビズムで建てられた。
チェコスロバキアがハプスブルグ帝国から独立し、民族意識が高まる中、設計されたものだそうで、
チェコスロバキア軍の軍功を記念したレリーフで、2.3階の壁面が装飾されている。
扉も円弧モチーフ。
ライオンのドアノブだ~
銀行内にはガラスの屋根付き中庭などがあり、素晴らしい内装のようだけど、
この日はあいにく休日で、見れず・・
チェコの民族カラーの赤と白のタイルが貼られた床。
天井装飾。
そして、インペリアルホテルにやって来た。
ここのカフェにぜひ来たかったので。
中のすごさが、全く想像できないクールな外観。
ホテルの方の入口の持ち送り。
一歩足を踏み入れ、その空間に打ちのめされた~
風除室になるのか?小さなスペースに、ものすごい密度のタイル空間が
広がっていた。
壁面には女性とライオンのレリーフが貼られ、
天井がすさまじいモザイクタイル貼りに~
この天井のモザイクの黄色が、とても魅力的な色で、
黄色に様々な色が混じり合い、艶やかな光沢もあり、うっとりするような美しさ!
折り上げ天井の折り上げ?部分には、カーブに沿って湾曲した役物タイルが貼られ、四隅には、カラフルなオウムのレリーフタイル。
これは、エジプト風の意匠というのか?
ライオンのレリーフ。
うう、、何度も観ても、撮ってしまう。
この隅のモザイクタイルの彩り、
カラフルなモールディングタイル、
羽を広げた鳥と蛇がモチーフとなったデザイン。
この先は、ホテルのフロント。
なんと魅力的なエントランスなのか、、
異国情緒が爆発してる・・
入口両脇の柱。
そしてカフェへ、足を踏み入れると、更に驚くべきモザイクタイル空間が広がっていたのだ。
あいにく、休日のこの日はお客さんで満席で、予約客以外無理とのこと。
しかし、店内の写真OKとのことだったので、しばしこの空間を味わせて頂いた。
この天井~!
この柱ー!
タイル、タイル、タイルに囲まれた天国空間!
六角形のこの柱には、
様々な動物や植物が浮彫りされた真っ白な陶板が貼られ、
天井は、全面モザイクタイル貼り。
小花がモザイクタイルで、描かれていて、刺繍のようで可愛い。
4本の柱に囲まれた濃密なタイルコーナー。
柱に囲まれた天井。
白をベースに、クリーム色から明るい茶色までの濃淡、差し色に水色と、
この取り合わせは、上品で最高に美しい。
こちらの天井も花がモチーフのモザイクタイル天井。
コーナー毎に帯状のモザイクタイルで縁取りされ、あちこちに見どころが。
角柱に、大き目のレリーフ陶板が貼られたコーナー。
タイルは市民会館と同じく、チェコのタイルメーカー、RAKO社のもののよう。
隙間なくタイルが貼られた空間。
役物タイル、モールディングタイルの形状もさまざま。
この帯状のところにも、リスや小鳥や可愛い動物が紛れてる。
縁取りのモザイクタイルの色もきれい。
これほどまでに自分好みのタイル空間をいまだかつて見たことがあっただろうか?!
素晴らしきタイル空間だった。