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淡路島・高松・小豆島の旅【日本蜜蜂の巣箱見学】

2010-08-01 | 淡路島・高松・小豆島の旅2010


小豆島で日本蜜蜂の巣箱見学ができるという所を偶然見つけ、やって来た。
蜜蜂なのになぜか「石井サイクル」という自転車&バイク屋さんで見せてくれるのだ。
日本蜜蜂の飼育は趣味でされているとか。





お店の裏に巣箱が一つ。
蜜蜂の飼育は花のあるところがいいそうなので、近くの山で本格的にされていて
こちらのお店には見学用に一つだけ巣箱を置いているという。





巣箱の中には蜜蜂が約二万匹。
今の時期はあまり花がないので蜂の活動はあまり盛んでないらしいが
巣箱から何匹かの蜂が行ったり来たりしている。
一応刺されては危ないので頭からネット付きの帽子をかぶらせてもらって観察。
足に黄色い花粉を付けて戻ってくる蜂なども見える。






巣の出入り口には門番の蜂が敵が入ってこないかを見張っている。
帰ってから図鑑で調べたところによると、この門番の蜂はまだ若いはたらき蜂で
触角でにおいをかぎ、おなじ巣の仲間なら通し、よそ者は武器の毒針で攻撃するという。
こちらで奥さんにいろいろと説明を受けながら巣箱を見せてもらっていると、
なんとタイミングよく、山で採蜜を終えたばかりの御主人が帰って来られた。





その採れたての蜂蜜を試食させていただけることに~~!
車の中に積まれた箱の中には巣板ごとはちみつがぎっしり・・
すごい!
御主人からにはこんなタイミングの良いお客さんは初めてだ!と言われつつ蜜を試食。





おいしい~~!
後で知るところによると、スプーン一杯の蜂蜜を作るには20gの花の蜜が必要で
蜜蜂が10万個を超す花を訪れなければ集まらないもの。
スプーン一杯の蜂蜜は一匹の蜜蜂が一生かかって集める量なのだそう。
そう考えるとなんと貴重なものなのだろうか・・





しばらくするとサイクル店の近所の方々もやって来られ、
皆でわいわいと蜂蜜を取り囲んだ。
その御近所の方が大胆にも巣板ごと割って私に差し出してくれたので
私は手から蜜をしたたらせながら巣ごと丸かじり・・
なんと贅沢な~~
口の中に残った巣?は熱すると蜜ろうとして使えるという。





これは以前飼っておられた蜜蜂に逃げられた後の巣板。
きれいに揃った六角形の巣室が並ぶ。
蜜蜂たちはこの六角形の部屋が並んだ巣板を一日から一日半で完成させるという。
巣板は三つの領域に分けられていて、中央は幼虫が育つ育児圏、その外側に幼虫の養分になる花粉の貯蔵室、その外側に蜜の貯蔵庫があるのだそう。





これはその巣室から作った蜜ろう。
以前蜜ろうのキャンドルを買って灯したことがあるが、甘い香りがしたのを思い出した。
蜜ろうは他にも口紅やクレヨンなどにも利用されている。





そうこうしていると御主人が蜜蜂に指を刺された!と。
またまたタイミングがいいなぁ~と言われ、指に刺さった針を写真に撮るよう
差し出してくれたが、写真はブレブレ;
こちらは指に刺さった針をドイツ製の拡大鏡付きの専用の毛抜きで抜いているところ。





針を抜いた後はこの毒吸いだし器で毒を吸い出す。
刺した蜂の方は間もなく死んでしまうという。
毒針で刺すと蜂は死んでしまうと分かっているので、めったなことでは刺したりはしないそうだが。

興奮冷めやらぬはちみつ体験だったが、こちらの石井サイクルでは趣味で蜂蜜作りをされているとのことで
何とこれらの見学は無償でさせていただくことができたのだ。



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