二日目東武日光駅に降り立った後は、建物見ながらぶらぶらと金谷ホテルへ向かって歩いた。
日光金谷ホテルのふもとにある、チェックしていた日光物産商会は、日光金谷ホテルの土産物店として、明治後期に建てられた登録有形文化財の建物。
日光東照宮を参拝した後に、あらためてやってきた。
日光金谷ホテルから独立した後、お土産店の他、1階には蕎麦屋、金谷ホテルベーカリー、2階にはカフェレストランをオープンし、現在も営業中。
お店の前にある大きな電話ボックスはロープウェイのゴンドラを再利用したもののようだ。最初は、電車?!と思っていたら、娘がロープウェイじゃないか?と、、なるほど、引きで見るとそれとわかる。
1階のお土産店でお土産を購入。
さすが、日光彫などの木工品を扱っているお店なだけあり、レトロな店内のあちこちにも木彫りなどがかけられ、内装も凝っていた。
特にこの「おみやげ処」と書かれた天井から吊り下がったようなしゃもじのような飾りが根元も花型になっていて面白かった。
艶々に磨かれた階段親柱。
2階は、レストランで、ここで食事したいのはやまやまだけど、まだお腹も空いてないし、かといって閉店時間が早いので、夕食時にはここは閉まってる。
お店の方が2階もおひなさまが飾ってるから見て行って〜と言ってくださったので、2階も見せて頂くことに。
階段途中の親柱には、花を背負ったような獅子が乗っていた。
2階のレストランは、ちょうど誰もおらず写真も撮らせて頂けた。
1階は和風だったが、洋食レストランということで、和洋折衷の雰囲気が素敵。
手前と奥に分かれていて、手前は、牡丹の透かし彫りが鴨居や柱に装飾としてつけられていて華やか。
所々に牡丹の彫り物のワンポイントも可愛い。
奥の部屋は、少しシックな感じで、バラの木彫りがあったので、バラの間かな?
折り上げ天井も豪華。
照明も和と洋が混じってた。
受付カウンターも年季が入って艶々の良い味わい。
思わず雛人形の部屋をスルーして、レストランばかりを見てしまった。
階段途中にあった鏡と装飾。
鏡の下は洋風の彫り物に対して、上部は後付けか、鳳凰と椿のような透かし彫りがかけられていた。
お店の方も感じが良くて、短時間で建物も堪能させてもらえてよかった。
ここからは、東武日光駅から、歩き途中に見た建物など。
日光彫のお店のかたわら、人形焼を販売してるお店、みしまやにも立ち寄った。
建物は、新潟の古民家を移築したものだそう。、この日は日光彫りのお店は閉まっていたが、人形焼の方は開いていたので、
見ざる、言わざる、聞かざるの三猿を購入。めちゃ可愛い!
古くからの日光名物なのかと思っていたが、10年ほど前に若夫婦が考案し、金型から栞、包装紙に至るまで作られたのだという。
三猿に陽明門や眠り猫などが加わった日光東照宮セットもあった。
旧日光市役所にも通りかかる。
大正8年に日光を訪れる外国人向けホテルとして建てられたが、
ほぼホテルとしては使用されず、古河電工工員アパートや昭和23年からは役場として使用されてきたそう。
昨年の4月に周辺が公園として整備されて、旧日光市役所記念公園となっている。
が、建物内部は公開されておらず、残念。
ぽつぽつと昔ながらのお店が立ち並ぶ。
ファサードに洋風の意匠のある古い建物を用いたラスク屋さん
老舗の水羊羹屋さん
私が向こう岸にわたって写真を撮っていた時に娘が見つけてくれたモザイク画。浮世絵などを扱うギャラリーだったので、モザイクも浮世絵風?
チップタイルが使われたモザイク。
サインも入っていた。