日光金谷ホテルにチェックインしてからまず向かったのは、日光東照宮。
娘共々まだ一度も来たことがなかったので、参拝&鑑賞したかった。
日光東照宮は徳川家康公を祀る社殿で、三代将軍家光による
「寛永の大造替」により建て替えられ、現在の姿に。
境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が建ち並建び、世界遺産にも登録されている社殿群。
聞くだけでなんだかものすごいスケールの建物群のよう。
杉木立に囲まれた参道を歩きながら期待が高まる。
表門を入ると、三神庫と呼ばれる三つの倉が並ぶ。
校倉造りで建てられた倉の中には、祭礼に使用する祭具がしまわれているそう。
倉の向かいにあるのが、神馬をつなぐ、神厩舎。
この厩舎に、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が八面施されてる。
彫刻といっても浮き彫りのように立体感があり、猿のポーズや表情もユーモラス。
鳥居の先に見えるのは、国宝の陽明門。
江戸初期の職人技が集結したと言われる門は、細やかで濃密な装飾の集合体。そのパワーに圧倒される。
陽明門には霊獣や花鳥、植物、動物、地紋、人物紋など、500を超える彫刻がされていて、それぞれに意味が込められてるのだそう。この門だけでも細かく見ていくときりがなさそう。
平成17年に4年間かけて完成したという大修理で鮮やかに光り輝く。
本殿の入口に建つのは、最も重要な、国宝の唐門。
白い塗料は、貝殻を原材料にした胡粉といわれるもの。
唐門にも夥しい彫刻が施されていて、その数は、611と陽明門を超えるのだとか。
唐門の奥には、本堂や拝殿があり、ここからは撮影禁止。
靴を脱いで参拝し、本地堂の鳴龍も体験。
東回廊には有名な眠り猫。
思ったより小さく、ひっそりとあった。伝説の名工、左甚五郎の作と言われる。
この奥が家康公の眠る奥社に。
細部まで緻密な装飾いろいろ
写真に撮って後から見てみても、細部にまで隙間なく装飾で埋め尽くされている。
建物に込められた尋常ではない想いを感じることができて、
そのパワーを少しでも授けて頂けたような気がした。
石段も結構急だし、足が弱っていたり、年取ると難しいかも?
この年で行っておけてよかった。
日光東照宮を参拝後、お茶しようとやってきた喫茶ダフネ。
検索して、よさそう~と楽しみにしてたのに定休日でもないのに閉まってた。
ちょうど近隣の方が外におられたので尋ねてみると、
コロナからお客さんが来なくなりそれ以来閉められているとか・・
ええっ、、残念。。
仕方がないのでもう一つの喫茶へ行く途中に、見たかった日光真光教会へ立ち寄る。
大正3年にJ.M.ガーディナー設計により建てられたゴシック様式の教会。
少し黒味を帯びたシックな外壁の石積みは、大谷川から採取した安山岩
が使用されてるそう。
ちょうど前日に東京の立教大学も見学していたのだけど、ガーディナーは
立教大学の校長として来日していた。
日光を愛したガーディナー夫妻はこちらの礼拝堂に眠っているのだそう。
内部も時間内は自由に見学可なのがうれしい。
夏期には定期的にコンサートが催されてるそうで、教会コンサート聞きたかった、、
主祭壇上には花形のステンドグラス。
キリストの変容が描かれてるそうだが、うまく写ってない;
内部の壁面は、鹿沼石が使用されてるそうで、外壁とは違った白っぽい石、
大き目のシンプルなステンドグラスからも光が取り込まれ、
聖堂内は明るい雰囲気。
後方のステンドグラスからも光が差し込む。
キリスト教のモチーフらしき図案が入ったステンドグラス。
扉の「押す」部分・・細かな浮彫が美しい。
外壁のシックな石積みに、ニュアンスのある朱色の扉や窓枠が
マッチしていて素敵だった。
ヒンジのデザインも良いな~
向いにあったローソン。レストハウス風な建物が転用されたのか?
不思議外観。
そして、もう一軒行こうとしてたカフェ、「日光珈琲御用邸通」
が、、なんと定休日だった~無念・・
仕方なく、ホテルに戻って部屋でお茶した。