この日の宿泊は本郷の鳳明館本館。
鳳明館グループ?!の中では風呂がピカ一と聞いてたので楽しみだった。
鳳明館は築100年以上になる木造建築で、下宿屋から転業した旅館だそう。
玄関入ったところにあるフロント。
フロントの欄間には鳳凰の透かし彫り。
ロビーは意外とシンプル。
本館は別館の二つよりも部屋の造りもシンプルだそうだけど。
自然木を利用した壁面の飾り
2階の部屋へ
階段を上がった正面の壁。
階段の天井の細工、
そして廊下も舟底天井に。
本館の客室は全部で25室だそう。
私は、紅葉という部屋へ案内された。
亀甲竹の床柱があった。
風呂に入る前に少し廊下を探検。
洗面所はマーブルタイルがボーダー状に入る。
もう一つの洗面台。
グリーンのタイルがアクセントに、細いボーダーのマジョリカタイルも入れられてる。
トイレは玉石タイルが敷き詰められてた。
廊下に入る窓などの桟には控え目な意匠が入っていた。
蝙蝠の透かし彫りも。
そして楽しみにしてたお風呂タイム。
誰もいない時を見計らって。
龍宮風呂はまるで水族館のようで、
壁面はモザイクタイルとリアルな魚のタイル、わかめのタイルもユラユラと。
珊瑚もモザイクタイルで表されてる~
そして浴槽ももちろんモザイクタイル貼り。
スペシャルなタイルたちに囲まれて風呂に浸かる至福のひととき。
出入口の階段も。
さまざまなタイルの競演。
排水口を避けて貼られてるタイルも可愛い!
アーチの中はシャワーブースに。
使えそうになかったが。
そして、脱衣所にある洗面台もモザイク尽くし。
そしてこちらはもう一方の風呂、ひょうたん風呂。
ひょうたん型の風呂に玉石タイルが敷き詰められている。
更に、家族風呂か?少し小さめのおおとり風呂。
翌朝、窓の外の景色。
ロの字型に建つ鳳明館
朝、廊下を歩いていたら、宿の方に、今空いているのでお部屋をお見せしましょうか?
と言われ、見せて頂いた「えびすの間」
本館の中では一番見どころのあるお部屋だそう。
打出の小槌型にくり抜かれた障子にえびす様の彫刻が入れられている。
竿の先はただ今破損してしまっているそう。
床柱はごつごつした節と二股に分かれた幹が印象的な奇木が用いられ、
天井は番傘を広げたような意匠になっていて面白い。
隣の朝日の間も見せて頂けた。
こちらのお部屋も天井の意匠が変わってるなあ。
朝に会った宿の方はとても親切にしてくださった。
残念ながら台町別館と、森川別館はこの日は閉められていたので見せて頂くことは叶わなかったが、
またいつか機会があれば泊まってみたいなあ。
森川別館。
鳳明館の宿泊も堪能し、翌朝、2日目の町歩きに突入したのだった。