鳳明館本館に泊まった日の朝、本郷の町を歩きながら、地下鉄の駅へ向かった。
大正14年、武田五一設計により、仏教の説教場として建てられた求道会館。
一見、ロマネスクの教会風の佇まいだけど、仏教の建物なんだなあ。
シャボン玉の泡風のシャビーな面格子。
床面に貼られた小口タイルはあまりみたことないような・・
色合いもきれいな宇宙色。
昭和3年建築の万定フルーツパーラー。
家政婦紹介所と看板が出ていた建物。
玄関先にはこんなタイルがあった。
地下鉄に乗り、昨日に続いて再び銀座へやって来た。
昨日見れなかった電通ビルのエレベーターホールを見るために、、
こちらは昭和4年に建てられた泰明小学校。
蔦が絡まった校舎は涼し気。
三連アーチ窓が目を惹いた泰明ビル。
大阪でもよく似たデザインのビルを見たような。
細やかな面格子。
そしてリベンジにやって来た電通銀座ビル。
玄関上部には社章の五芒星、そして左右にはレリーフが施されている。
吉祥天と、右には広目天のレリーフ。
電通ビルのタイル。
玄関から入ってエレベーターホールを見に行こうとしたら、
関係者以外は立ち入り禁止の看板が~~
中にいる警備員に目で合図を送ってみたが・・
看板を見ろ!とゼスチャーで答えられ、、撃沈;
友人が行った時にはビルは開いていて普通に見れたというが、システムが変わったのか?!
気を取り直して、引き続き建物を巡る。
丸源ビルの壁面・・
遠くからみたらわからなかったが、近く寄ると、こんな女性の首のレリーフが貼り付く。
ビルの入口に敷かれたタイルも可愛い。
裏手に回ると、こんなエレベーターが。
エレベーターのボタン
テナントの表示板も素敵だなあ。
この階段の格子?も。
更にタイルに覆われたビル。
緑と白のタイルで幾何学模様のが描かれている。
日比谷の方へ移動して、日本生命日比谷ビルへやってきた。
昭和38年に村野藤吾設計により建てられたビル。
このビルの中の日生劇場には事前に申し込めば、見学できるようだったので、申し込んでみたけど、
この日は劇場を使用する日だったため、見学できなかった;
なので外観だけ。
バルコニー
玄関ホール前は大理石モザイクでさまざまな図が描かれている。
天井もアルミ?の板をつなぎ合わせたようなデザインで独特。
大理石モザイクの作者は長谷川路可。
日本のフレスコ、モザイク壁画のパイオニアだそう。
そして市政会館へやって来た。
昭和4年建築。
市政会館の中へ入ると、玄関ホールには明るい水色のつややかなタイルが一面に貼られていた。
細かい布目地につやのある水色の釉薬がかかっている。
一枚一枚、濃淡があって、とても味わい深く美しい~
足元の茶系のタイルとのコーディネイトもいい感じ。
郵便受け。
スイッチプレート。
エレベーターホールもおしゃれだなあ。
市政会館と背中合わせに建っている日比谷公会堂
日比谷公園の新緑もきれいだった。
明治43年に建てられた旧日比谷公園事務所。
ドイツバンガロー風の建物で、現在はブライダル施設、フェリーチェガーデン日比谷として使用されている。
この後は日本橋へ向かった。