m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

【バルセロナのモデルニスモ建築サン・パウ病院・外観編】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-11-15 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

カサ・バトリョを見学した後は、サン・パウ病院へやって来た。
銀行家パウ・ジルの遺言に沿い、ドメネク・イ・モンタネールにより1902年から30年にかけて建設された病院。
14万5千㎡の敷地内に庭園と病棟が点在する。


ここは新婚旅行でバルセロナへ訪れた時、一人朝活でやって来て、夢中になり過ぎ
なかなかホテルへ戻れず、旦那を恐怖に陥らせたという思い出?のある物件。
当時はまだ現役の病院で、2009年まで病院として使用されていた。
その後改修工事を経て、2014年から一般公開されている。


管理事務所分館。
一見、とても病院とは思えないような美しい建物群。
「芸術には人を癒す力がある」というモンタネールの信念のもとに、
ステンドグラスやタイル、彫刻などで美しく装飾されている。


管理事務所分館入口

サン・パウ病院の歴史が刻まれたモザイク画。










中庭には自然の草木が茂り、患者が庭園を散歩し、新鮮な空気を吸うことができるようにと設計された癒しの空間が広がる。
又、それぞれの病棟へ行き来がしやすいように配置されているという。


感染を防ぐために独立して建てられた病棟は、地下通路では繋がっているなど
合理的な設計にも。


正面玄関に建つ管理棟を庭園から。


聖サルバドール分館は1916年に患者を収容した最初の分館。



手術棟。


手術棟のファサードは著名な医師の名前が描かれたモザイクで彩られている。


エントランスのアーチに付く彫刻。




手術棟の後部にはガラスに覆われた円形の手術室がある。


電気がなくとも、外からの光が取り込める工夫がされている。


聖母メルセ分館。


ドームの屋根のモザイクが鮮やか。
建物はよく似ているようで、全て違った造りにデザインされている。


壁面のモザイクや彫刻などもそれぞれ違う。







聖マヌエル分館。


伝染病棟の聖母モンセラット分館。


修道女の宿舎。


聖ラファエル分館。
現在入院設備が再現されている。




内部編へ続く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【バルセロナのガウディ建築カサ・バトリョ】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-11-12 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019





プッチのラス・プンシャス集合住宅を見た後、やってきたのはカサ・バトリョ。
すごい行列ができていたけど、事前にネットで当日いつでも入ることができる予約をしていたので、スムーズに中へ。
カサ・バトリョは繊維業界のブルジョアだったバトリョ家の依頼で、バルセロナのメインストリート、グラシア通りに1877年に建てられた邸宅を1906年にガウディが増改築をした建物。
1、2階が全面的に改築され、6階が増築されたという。



海をテーマにしたという建物、当初は平面だったファサードはガウディの改築によりダイナミックに波打つファサードに。


ファサードに貼られたセラミックのモザイクはきらきらと光沢を帯び、魚のウロコのようでもある。



バルコニーは大きく開いた二つの穴が骸骨を思わせる・・




二階部分の大きく開いた窓にはステンドグラスが入り、骨のような柱が支える。


壁面のモザイクは色とりどりのガラスモザイクに、さまざまな釉薬が混じった丸い陶板は水中の泡のよう。
これらのガラスや陶片はだグエル公園と同じく廃材を利用したものだという。






内部へ入ると、まずは階段を上って二階へ。
ドラゴンの背骨のような装飾のついた階段、


うねる手摺、


壁と一体となった天井には天窓がつく。


階段の手すりは微妙な曲線を描く。


まずは書斎へ。
扉はやはり、フラットではなく波打っていて、全て曲線で覆われている。
どこを撮ろうとしても人がいっぱいで、写真が全然思うように撮れてない・・;


扉の上部にはステンドグラス。
金色のひび割れのようなラインの装飾が入った壁は光沢があり、まるで魚の鱗のよう。シャンデリアも豪華。


さらに興味深いのはこのきのこの形をした暖炉のあるコーナー入口。


中へ入ると、中央の暖炉を挟んで両脇にはベンチがある。


これらの暖炉はマジョルカ島で造られたものだそう。
シックで渋いタイルが貼られてるがすごい存在感。




扉はデザインが奇抜であるだけでなく、


デザインの一つと思いきや、換気のガラリになっているなど、機能面も考えられている。


そしてサロンへ。


サロンのファサードに面している大きな窓。


窓は上げ下げ窓になっていて、窓を開けるとテラスにもなるという。



窓の真鍮の取っ手は一見奇妙な形に見えるけど、指にフィット。


窓の外の骨のようなフォルムの柱。


外から差し込む光で、ステンドグラスが美しく輝く。
海の中を思わせるブルーの水玉のステンドグラスが幻想的。


円形のステンドグラスにはそれぞれ渦巻きのような地模様が入っていて、
完全な円形ではなく、大きさも形も微妙にまちまちで手作り感のあるものだった。




天井は大胆に大きく波打ち、


中心部は渦を巻いている。


どれ一つ同じドアはなく、全て曲線で造形されてる。




そして食堂へ。


食堂天井の照明飾りはミルククラウン型に盛り上がる。



不思議な扉の彫刻、周りのビロビロは海藻?!



食堂からは広い中庭が目の前に広がる。


奥の壁面には、廃材のガラスモザイクが貼られ、


10個のプランターが並ぶ。
プランターには丸い陶板が貼られ、花がなくても華やか。


中庭から建物を。
裏側も抜かりなく、ベランダのラインは波打ち、
ランダムな大きさのフェンスがベランダを囲む。


各階と両サイドの壁、天辺の壁面には、モザイクタイルが貼られ、


天辺の壁面にはモザイクで花模様が。


食堂からの出入り口。



テラスへの出入り口には通路を塞ぐかのように柱が二本。
パステル調の淡い色合いのうろこのような模様が入る。



中庭へ出たところには両サイドに小さな池があり、その周りはモザイク尽くし。



間近で見られるモザイクに興奮!
陶板がカラフル。


透明感のあるガラスモザイクがきれい。


これらが全てリサイクル品だとは・・





出入口床に貼られたちょっと渋目のモザイクタイル。


プランターの壁まで続くモザイクタイル



美しい階段のライン。




こちらの部屋の窓も


換気のためのガラリが装備されている。


吹抜けの中庭には、天窓から自然光が差し込む。
タイルに囲まれた空間は、光が届かない下の方は薄いブルー、
天窓に近い方は濃いブルーと、グラデーションになっていて、
下から見上げた時に、同じ色合いに見えるように考えられている。



階段手摺の優雅な曲線。


波打つガラスは海の中を演出。


タイルはこんな立体感のあるレリーフタイルも貼られてる。


各階の扉。


上の階にはガウディの設計した家具が数点展示されていて、ミュージアムショップもあった。



2階あたりの薄目のブルーのタイル。





階段を上がるにつれて、タイルの色が濃くなっていく。


そして最上階。
下から見上げた時には思いもよらなかった濃いブルーのタイルが貼られてた。
窓の大きさも、上に行くほど光を取り入れることができるので、小さくなり、
下へ行くほど大きくなるという風に工夫されているのだそう。


最上階の6階には放物線のアーチの回廊があり、洗濯場などもある。
放物線は狭い廊下を広く見せる効果があるという。



屋上には各階につながる煙突がまとめられ、モザイクで装飾されている。


下からは見えない部分ではあるが、手抜かりなく。




グラデーションがきれいな壁。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【バルセロナのモデルニスモ建築カサ・デ・ラス・プンシャス】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-11-11 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

カサ・ビセンスへ訪れた後は、ほんとは前日行く予定だったカサ・デ・ラスプンシャスへ行くことに。ちょうど向かう最中雨がザーザーと降って来た。
この日は雨の予報で、なんとかさっきまでもっていたのだけど、ついに降ってきた。
(写真は後ほど撮ったもの)


カサ・デ・ラスプンシャスは1905年にモデルニスモの建築家プッチ・イ・カダファルク設計により建てられた集合住宅。
中世の城を思わせる建物で、伝統的なゴシック様式に北ヨーロッパの要素を取り入れたもの。


ラス・プンシャスとはスペイン語で「先端」を意味し、
6本の尖った塔を持つためこう呼ばれるようになったという。


妻壁の天辺にはカタルーニャの守護聖人サン・ジョルディのモザイク画。


煉瓦の壁と石造りのバルコニーや柱には細やかな彫刻が。


バルコニーの下部にはモザイクも。




バルコニーの繊細な装飾



バルコニーの床の裏側にもタイルが・・
下からの視線も意識?!


バルコニーを支えるひなぎくを模したアイアンの持ち送り。


集合住宅はカタロニアの繊維企業家、テラダスの三人娘の為に建てられた三つの住宅からなる。




この窓周りにも盛りだくさんな装飾が貼り付く。
ヒナギクの他に薔薇やトウモロコシ、結んだロープ?


そして内部見学へ。
ここも数年前から見学可能になったようで、期待していた。
が、しかし・・邸宅の内部を見れるとばかり思っていたのに、


内部はきれいに改装されおまけに映像が見れるアトラクション?みたいになってて
真っ暗な部屋の中で、扉が自動で閉ざされて映像が終わるまで、扉が開かない
という・・恐怖で冷や汗びっしょりになるような体験をさせられ愕然とした・・


一部は天井が復元されたようにきれいになっていたり、





床のタイルなどが残されていたりはしたけど、、
なんだか騙された感でいっぱいに;


展示室にはセメントタイルのいろいろなパターンの展示が見れた。







窓のステンドグラスが一部見られた。




後は屋上へも上がれたが、雨がザーザー降りで、ゆっくりできず;



モザイクタイルがびっしりの塔。


屋上からの見晴らし。


一階はミュージアムショップとカフェになっている。


23年前に訪れた時の写真・・
この華やかな大きなステンドグラスの扉は一体どこへ行ったのか?
改装されてしまったのか??


後ほど、雨が止んだ後に通りかかった時、住居部分の入口を見ることができた。


美しい~~
ヒナギク、クローバーがモチーフのステンドグラス







両脇に付く照明。


天井はヒナギクとザクロの模様


壁はタイル!


重厚な木製の扉











階段にも繰り返し、ヒナギクとザクロのモチーフが使われてる。
くるくると渦を巻く手摺子・・何から何まで可愛い~




アールヌーヴォーな扉の取っ手


別の住宅の入口。
同じモチーフだけど、少しデザインが違ってた。
内部見学はてっきりこの住宅の中が見れるとばかり思っていたので、
超残念だったけど、エントランス部分だけでも中が想像できるくらい素晴らしく
美しくて・・満足した。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の素朴絵展&雪梅花菜根譚ランチ他

2019-11-09 | 純喫茶&リノベカフェなど
吉田家住宅へ行く前に行った日本の素朴絵展。
このポスターをどこかの駅で初めて見た時に、めちゃ面白そうと、惹きつけられてしまった。


場所は西本願寺前にある龍谷ミュージアムにて。
すだれが波打ったようなファサードが特徴的。



展示は絵巻物や掛け軸、屏風、仏画などに描かれたもので、プロの描いたほのぼのとゆるい画風のものから、一般庶民や僧侶が布教のために描いたというヘタウマな絵などなど・・
奇抜過ぎる突き抜けた画風のものがあるかと思えば、単純な線で表されたデザイン性のあるものなどなどいろいろと楽しめた。
展示は絵だけでなく、埴輪や木彫、石彫など立体作品も。
ひょうきんな表情の埴輪や12万体の仏像を彫ったという円空の、無駄をそぎ落としたシンプル過ぎる仏像も興味深かった。



一番気に入ったのはこの狛犬たち。
どっちもめちゃいい顔してる!(写真はネットから拝借)
好き過ぎる~


大宮→龍谷ミュージアム→雪梅花菜根譚まで歩いた時に見たタイルや建物などなど。


とても渋いタイル。


この石の壁もいいなあ。郵便受けと共に。






突如現れた洋風の建物にポルトガルを彷彿とさせるリアルな手の取っ手を発見。
日本画家の遠藤剛熈美術館だそう。


手がつまんでるもの・・果物っぽい。


こちらも手の取っ手。
指輪をしてるのもリアル。


西本願寺前の仏具店、骸骨堂。
インパクトある名前・・


骸骨堂のショーウィンドウ下のタイル。


骸骨堂向かいの建物のタイルもきれいな色をしてた。


お隣はピンクと黒のモザイクタイル。



激しい窯変のタイル。


伊東忠太設計の本願寺伝道院。


建物の周りを取り囲む怪獣たちが可愛い。
羽の生えた象。









きれいなグリーンのタイルと面格子。


面白いポストだなあとふと立ち止まったら、家の方が出て来られた。
脱穀機をポストに加工したしたものを購入したのだとか。


緑のタイルと面格子。


突如現れた立派な建物は、風呂敷会社の工場兼会社事務所。


郵便受けもいくつか採取。
初めて見る楕円形のシンプルなもの。


細工が可愛いポスト。



LETTERSの文字が斜めに入ったポスト。









元散髪屋さんの洋館がラーメン屋さんにリノベーション。


この日ランチした菜根譚。
前から気になってたので、行ってみることに。


店の前のディスプレイには色がきれいなイキイキした野菜が盛られてた。


110年ほど前の町屋を改装したというお店。


玄関を入ってすぐ、通り庭には立派なおくどさんが並んでる。
今はガスで使用しているそうだけど、まだ現役で使われている。


通り庭を進み、奥の棟へ。
こちらの建物では元は薬種問屋を営んでいたそう。




窓の外は竹の緑がさわやか。


中国のおかずが6品ついた雪梅花のお弁当を。


こんな中庭もあった。


二階も見せて頂いた。





薬箪笥。


二階は貸し切りできそうな個室もあった。


二階から中庭を


吉田家住宅を見学した後、最後に立ち寄ったのは旧北國銀行京都支店の建物をリノベーションしたカフェ、フローイング烏丸。


高い天井のゆったりした店内。


金庫室も残されている。


ここでしばしお茶をして帰途へついた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都生活工芸館 無名舎(吉田家住宅)

2019-11-08 | 建築巡り・街歩き【京都】
この日はTちゃんと、龍谷ミュージアムで開催中の素朴絵展と、吉田家住宅をはしごしてきた。


吉田家住宅は京呉服の問屋街区、室町の一画に明治42年に棟上げされた京町屋。
「白生地」を商っていたという商家。



現在は現当主の方が国内外から収集された染め織物などのコレクションが展示され、
建物と共に季節の設えや美術品を楽しむことのできる施設として公開されている(要予約)


まず最初に通された店の間。当初は商売する間として使われていた部屋。
こちらの部屋で、現在当主に代わって管理をされているNPO法人うつくしい京都の方に吉田家住宅についての説明を詳しく受けた。



部屋は美術品の展示室にもなっていて、当主により、季節や節句に合わせて設えが整えられている。
美術品はショーケースなどには入れられず、目で見て、手で触れて
楽しむことができるという。


美術品は貴重なものが多く、こちらは東インド会社の紋章を織ったという織物。


バーナード・リーチの器や、


富本憲吉、


オランダのデルフト焼のタイルに、


このタペストリーは当主の方が最近手に入れられた中でも最も貴重なものだそうで、八星メダリオンと呼ばれるヨーロッパで幻の絨毯と呼ばれるもの。
日本にも3枚しか存在しないという。


テーブルの上には何気に可愛い水滴が置かれてる。
テーブルクロスとして使われているのも古い絨毯。


こちらも貴重な朝鮮綴と言われる織物。
現当主は朝鮮綴のコレクターでもあるという。



こちらの建物は商売を畳まれた頃、改築され、一旦店の間がなくなっていたところ、現当主が元の姿に戻されたのだそう。
店の間から見えるのは陰の中庭。


シュロの葉が植えられ、夏の涼しさが演出されている。


中庭の向こうは母の部屋として使われていた中の間。


襖を開けると、水屋がビルトインされていて驚いた。


襖の取っ手も細かく珍しい形。


その奥の間は父の部屋として使われていた奥の間。


脚のないテーブルは当主のアイディアで造られたもの。


奥の間から見える「陽」の中庭。


こちらは太陽が降り注ぐ広く明るい庭に。


そして二階へ。
二階の奥の間はなんと板張りになっていて、音の反響がよく、
能などのお稽古に使用されたそう。




こちらもコレクションの朝鮮綴。
この温かみのある色合いは朝鮮綴ならではのものだという。


鳳凰の透かし彫りが入れられた欄間。





二階の中の間。
町屋は通常、夏の暑さを涼しくする建てられかたをしてるそうで、
夏の6月からと冬支度の10月で建具の入れ替えもされるという。
現在は冬の設えなのだそう。





1階へ下り、通り庭にある待合。


待合のそばにあった小さなコーナーには


織部の滑車と、


敷瓦があった。


床に組み込まれている一枚も敷瓦で、全て江戸時代のものだとか。
他所から譲り受けてこられたもの。


通り庭の奥には台所。


現役のおくどさんもあり、お祭りの日はここで赤飯が炊かれるそう。


吹抜けの高い天井に梁が通る。


現当主は日本画家でもあり、その作品が吹き抜けの壁にかかっていて、
それがこの空間に馴染んでいて素敵だった。




にゃんこがご飯をせがみにやって来た。



そして、お風呂やトイレに古いタイルは残されていないか?と尋ねたところ、
当初はタイル貼りだったそうだけど、さすがに明治時代からは貼り替えられていて、一枚だけ当時のタイルを取ってあるというので、見せて頂くことができた。
瀬戸の敷瓦で、オランダのデルフト焼きを模したものだと言われてた。
ガイドの方には祇園祭などをお話も含めてみっちり2時間ほど丁寧に説明して頂け、最後はタイルも見れて満足の見学だった。
夏の特別公開時に見逃していたのでやってきたが、公開時には大混雑してたそうで、ゆっくりお話を聞きながら見ることができてよかった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【バルセロナの奇跡】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-11-07 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

今回、バルセロナで起こった二つの恐るべき事件。
それは二つの奇跡によって救われた・・
それを「バルセロナの奇跡」と題して、自戒の意味も込めて書いておくことにした。
ひとつ目は、バルセロナの空港から、ホテルへ地下鉄で移動中のこと。
乗っていたエスカレーターが突如、ガクンと停止。
慌てて、重いスーツケースを担いで下りるも、あと一歩のとこで、
目の前で地下鉄の扉が閉まって行ってしまった。
急いでるのに、くそ~っ、と思いつつ、ホームのベンチで待つ。
と、そこへ明らかに怪しげな三人組がやってきて、一人が私の隣に腰掛けてきた。
チロチロこっちを見てるし、明らかにスリやん?目線は私の担いでるリュックへ。
こんなあからさまなスリに引っかかるわけないやろ?と荷物は後ろの壁で防御し、
スーツケースを握りしめた。
どう?手も足も出ないやろう?とようやく次に来た列車に乗り込んだ。
三人もやはり乗り込んできたのだが、発車間際になって、降りようとした。
やっぱり、完全怪しいやつやん?私の鉄壁の防御に、ターゲットを変えることにしたんやな?と、思ったのも束の間、
そのうちの一人が歩み寄ってきて、何やら私に差し出してきた。
何なん??
と、私も歩み寄って、その物を恐る恐る受け取った。
なんと、それは、私のポーチ!!
ええっ、と担いでたリュックを見ると、口がパックリ開いてる・・

もう既にスラれてるやん?!
あまりのことに理解できないまま、何なん?何あれ?(日本語で)と、
向かいに座ってた若いお兄ちゃんに、向かって呟くと、「泥棒だ!」と、

兄ちゃん:財布を手に持ち、「財布はあるか?」
私:鞄の中を確認し、「ある!」
兄ちゃん:スマホを手に持ち、「スマホはあるか?」
私:鞄を確認し、「ある!」
兄ちゃん:親指を立てて、「ラッキーだったな!」

分散してリュックへ入れてたお金とパスポートの入ったポーチは、リュックの
中の更にファスナーの閉まるところへ入れていた。
しかし、そのポーチもファスナーの外へ出されてて、もう後一歩のところだったようだ。
そして、スリたちが返してくれたポーチ、
その中にはある意味その時点で自分にとってお金より大事なWi-Fi、カメラのバッテリー、カメラの替えの充電池などが一式入ってるものだったのだ。
何で返してくれたのか?よく分からないが、もうそのスリたちに感謝するしかなかった・・
そして一体いつスリにやられたのか?
振り返ってみると、あのエレベーターがガクンと、止まった後、その時しかないなと。
三人組の一人が緊急停止ボタンを押して、エレベーターを止め、後の二人が、
あたふたしてる私の担いでるリュックからポーチを抜き去ったのだろう。
リュックを後ろに担いでる私が悪かったのだけど、
あの時、割れ物の入った重いリュックとスーツケースを前で持つのは不可能だった。
リュックにつける防犯の為の南京錠も用意してたけど、
バルセロナについて、町歩きする時でいいか~と甘い考えでいた。
が、空港から市内への移動中、荷物も多く、身動きとれないこの間が、ある意味最も狙われる状態なのではないか、と改めて感じた。
で、ほっとしたのも束の間、ホテルへ着き、いざ、スーツケースを開けようとした時、
スーツケースの鍵がない!!
なんと、スーツケースの鍵を入れていた化粧ポーチも盗まれてた~~
担いでたリュックから二個もポーチを盗まれて気付かないなんて・・
自分の背中の鈍感さに唖然;
結局、ホテルのフロントに頼んで、スーツケースの鍵を壊してもらうはめに。
スーツケースはもう使い物にならないけど、持ち帰るだけならガムテープぐるぐる巻きで帰ろう、
と思ってた。が、ホテルの日本人スタッフの方がスーツケースを下さったのだ。
しかも、自分が持ってたものよりも新しくて良いスーツケースを!
なんと有り難いこと。
出会ったスリにしても、ホテルのフロントの方にしても、つくづく自分はツイていると感謝した次第。
このことがあってから、受け身でスリを待っていてはいけない、自分からスリを探し出してやる、
という勢いで怪しいヤツを探していたが、その後は一向に怪しいヤツには出会えなかった。
しかし、スリは自分の死角にいる。怪しい、と勘づいた時にはもうやられている。
相手はプロ、手品師と思った方がいい。ターゲットになったら最後、なので常に防御アピールを心掛け、まずはターゲットにならないように心掛けねばと思ったのだった。


長くなるけど、もう一つの奇跡、それはスマホぶっ飛び事件。
地下鉄でスマホ操作中のこと。
突如、自分のスマホが手元を離れ、飛んでいった!!
一瞬何が起こったのか?わからなかったのだけど、
どうもそばで話してた乗客のオーバーアクションの肘が当たったみたい。
なんとスマホは閉まりかけの扉の外へ飛んでいった!!
ここでスマホを逃したら、もう二度と私の手元に戻ってくることはないだろう。
なんとしてでもスマホだけは死守せねば!と、
瞬時に判断しスマホを追いかけた。
扉は閉まろうとしていたのだけど、そこでまた奇跡が起こり、
閉まりかけの扉の前にいた二人の若者が、それぞれ左右の扉を足でガッと押さえてくれたのだ。
わずかに開いてる隙間から私は飛び出し、ホームに落ちてるスマホを手に取り、後ろを振り返った。
まだ、扉を開けてくれてる!
私は再び、車内へ飛び乗り、なんとか事なきを得た。
肘で私のスマホを飛ばした若者は、私に平謝り、、
わざとじゃないから許す。
その一部始終を見ていたとみられる欧米人のバックパッカーの顔のリアクションが半端なかったことからも、
かなりぎりぎりのヤバい事件であったことがうかがえた。
それにしても戸口に立ってた二人の若者の息の合った判断力にもう感謝しかない。。
地下鉄内でスマホ操作するってこと自体、ヤバいことだと思うけど、マップやナビを常に使用していたため、いつも人目につかないとこで操作するのは不可能。
せめて落下防止のスマホリングを使うべきだったなあ、と反省。
とにかく二つの大いなる奇跡のお陰で無事事なきを得て、旅を終えることができたのだった、、
こんな奇跡は、そうそうない。
次はこううまくはいかないということを肝に命じて再発防止に努めたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【バルセロナのガウディ建築カサ・ビセンス】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-11-06 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

グエル公園の後は10時オープンのカサ・ビセンスの内部見学予約をしていた。
前回来た時は外観の見学のみで、一昨年くらいから内部見学ができるようになったようで、とても楽しみにしてた。
何と言っても、この邸宅はタイル業者だったマヌエル・ビセンス氏の別邸だった建物なので、内部でもタイルが見れるのでは~と期待大。


カサ・ビセンスはガウディが31歳の時に手掛けたバルセロナで最も古いガウディ建築で、1885年完成。
1899年には所有者が変わり、増築、改修を経、さらに7年のブランクを経て、
2700万ユーロでアンドラ公国のMora Banc銀行が
が観光客に公開する前提で2014年に購入したという。
この度、修復され、無事一般公開してもらえることになって、有難い限り。


建物はプレモデルニスモといわれ、モデルニスモ以前の様式だそう。
またガウディの他の作品にはない、直線的なフォルムが見られる。


外壁にはタイル、石、煉瓦、セメントなどが使用され、


タイルは当時、敷地内に自生していたマリーゴールドをイメージして、造られたもの。



自然石が使用され、その上に煉瓦、そしてセメント、タイルと重ねられている。


バルコニーや窓には鋳物の面格子が入り、こちらは複雑な曲線を描いている。





門のデザインは、敷地内にも自生していたとうシュロの葉を象ってつくられたもの。


鉄とは思えないリアルさ。
後に庭が切り売りされた時、余った門の一部は先ほど見たグエル公園へ移設されたそう。


オープンまでの間、早めに到着したので、外観を念入りに撮れ、少し前に
敷地内へ入らせてもらうことができた。
裏手の壁面


ガイドさんが言われるには、この外壁のタイルはオリジナルと新しく作ったものとの
割合は半々だそう。
オリジナルかどうかは触ってみて、つるっとしてたら新しいもの。タイルのプリントに
ちょっと突起があるものがオリジナルなのだそう。
でも見た目はほとんどわからないくらい。


こちらはリビングに付くテラスの外観。
真ん中に噴水、その両脇に日を遮るシェードが。
元々、夏の別荘ということで建てられたものなので、噴水やシェードが夏を思わせる。








二階のバルコニーの一部。
ひまわりのレリーフタイルが貼られてる。


木製のシェードや扉は同じクリーム色い統一されてた。


そして時間になったので、中へ。
玄関ポーチの入口の鋳物の門はくるくると弧を描き、その真ん中には花デザインが。


玄関扉は木製でV字に切り込まれ


天井を見上げると、今までみたことないような種類の天井装飾が。
木と木の間に相当立体感のあるレリーフで装飾されてる。
更にボルドー色と茶色が重厚感を醸し出す。


天井から下がるシャンデリアも細かい網目のシェードにステンドグラスがつく。


テラスのついたリビングルームには、


ビセンス氏のコレクションであったという絵画が飾られ、
造り付けの家具や、


イスラムタイルが貼られたマントルピース。



このタイルも外壁のタイル同様、黄色の花がモチーフだという。


テラスへの出入り口の両サイド、天井には動植物の絵画がはめ込まれ、


床は古代ローマ風の細かいモザイク。


そしてリビングの天井も又彫りの深いレリーフ状の装飾が圧巻。
赤い実のついた植物がびっしりと。


他にも蔦の葉や貝殻、そしてカーネーションの花と、植物に埋め尽くされた空間。
ガウディの自然に対する愛着心が現れている。


先ほど外から見た屋根付きのテラスには噴水があって、今年の6月に再び水が流れるようになったそうだ。



夏の別荘として建てられたものなので、噴水やこの日除けのシェードはかかせない。ほんとうに涼し気。


大理石とタイルで作られた噴水。


こちらにも外壁同様、マリーゴールドの花のタイルがびっしりと。






トロピカルな雰囲気満載のテラスの天井。
こちらにもシュロの葉が描かれている。


そしてこちらは喫煙室と呼ばれる部屋。
ムカルナスと呼ばれる鍾乳石飾りが施された天井が圧巻。




イスラム色が濃い濃密な空間。



壁にもタイルがびっしり。



下半分は黄色と水色の市松模様のタイルに、バラのプリントがされている。


上部のタイルはレリーフタイル。


色ガラスの入った扉。


洗面所やバスルームは黄色や水色のタイルに、ボーダーに花のタイルが一列入れられている。






洗面所、バスルームの天井も葉っぱのレリーフに覆われてた。


二階はベッドルームになっていて


部屋の装飾は、やはり自然モチーフのものが多い。




苺の天井装飾も。



搔き落しで造られた植物の壁画。





葡萄の天井レリーフ。


二階のテラスには向日葵のタイルが貼られたプランター


三階は資料室になっていて、オリジナルのタイルの展示も。






そして屋上へ。


屋根の上の塔がよく見える。



入口扉と似たデザインの可愛い鋳鉄製の柵。
カサ・ビセンス内部は今までみたことのないような独特なインテリアが
とても興味深く、堪能することができた。



すぐ前の通りのお店のシャッターにはカサ・ビセンスの正にファサードの一部が描かれてた。そっくりで面白い・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイハツ陶芸教室作品展

2019-11-04 | 陶芸&タイル作り
毎年恒例の陶芸教室の作品展が始まった。
私はこの前作った台湾タイルスタンプのタイルテーブルと新たに作った組タイルの
タイルテーブルの二つを出展させて頂いた。


台湾タイルテーブルのメイキング編はこちら→


組タイルは真ん中に釉薬を色分けして着色したタイルを置いて、周りはパズル風にカット。


地模様に100均で買ったテーブルセンターのレースを押し当てて型をつけ、
ちょっと洋風の雰囲気を演出。




釉薬をかけて、


焼き上がり。
渋目の釉薬で、和と洋が入り混じったような雰囲気を目指して。


前回同様、台湾タイルテーブルと同じく、テーブルを作ったのだけど、
今回は天板のフレームを先に貼り付けておいて、
糸鋸で曲線をカットしたので、カットは二分の一に減って、前回のようにずれることもなく出来上がった。


フレームの角の隙間にはパテとして木くずとご飯を混ぜて埋めると馴染む、とのことを聞いたので、


木くずを米を練り合わせてみた。埋めると目立たなくなって、塗料も馴染んだ。



脚もつけて完成。


作品展では今年も多種多様な作品が並んだ。
動物を象った大作が多く、巨大なガーゴイルや、これから別のパーツで羽が付くという孔雀、などなど。
自分と奥様用の骨壺を作られた方も。
今年も様々な作品を楽しませて頂いた。


私の方は先生に許可を得て、台湾タイル(和製マジョリカタイル)のコーナーを設けさせていただいて、
私の作品(台湾タイルテーブル)に興味を示して頂いた方に、台湾タイルとは何か?
から嘉義の台湾タイル博物館のコレクションや活動の紹介、そして実物のマジョリカタイルを手に取って見て頂くなど、タイル友の会の一員として、タイルの美しさを知って頂く、タイル啓蒙(洗脳?)活動を行うことに。
今日は、急きょ作品展の受付をすることがあったので、早速活動してきた。
思いがけず、熱心に話を聞いてくださり、興味を持ってくださる方もいてうれしかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【バルセロナのガウディ建築グエル公園&グエル公園のモザイクタイルをたっぷりと】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-11-03 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019
ポルトガルのリスボンからバルセロナへ。
当初は、移動日にも夕方に着いてから、内部公開物件の予約を二つしていたのだけど、
移動に使ったLCCのブエリング航空は遅延することが多いと聞いて、ギリギリの予定だったため、直前に慌ててキャンセルしていた。
案の定、遅延した挙句、恐るべき?事態にも遭遇し、移動日は観光どころではなくなってしまった。(事件については後日アップ予定)


そして翌朝、朝一8時から予約していたグエル公園へやって来た。
バルセロナへは20数年前に新婚旅行で訪れたことがあり、
グエル公園も2回目だけど、今回はタイル目的なので、モザイクを存分に楽しもうと思ってた。



グエル公園はグエルとガウディが自然と芸術の調和を目指し、1900年から1914年に建設された分譲住宅。
当初は60戸の建設計画がされていたが、買い手が付かず、2戸の住宅の建設だけに終わったという住宅計画事業の跡地。
現在はバルセロナ市の都市公園としてにぎわっている。


入口を挟んで建つ建物のこちらは守衛さんの家だった建物。
茶色の石造りの建物に、屋根や窓周りには白にカラフルなモザイクタイルが貼られていて、まるで砂糖を掛けたお菓子の家のようないでたち。


窓周りは白いモザイクタイルをカラフルなモザイクのボタンで留めたようなデザイン。


門を挟んで向かいに建つ管理事務所棟も又、窓枠にはカラフルなモザイク、
屋根の上には十字架を頂いた塔が立つ。


角度を変えて撮ると、また違った建物に見えるなあ。


屋根の上のモザイク。


こちらはブルーのモザイクタイルでコーディネイトされた窓枠。
面格子の網が細かく、凸状に膨らんでるなあ。
さすがに全て曲線、曲面で造られている。



一枚のタイルをあえて一旦細かくして、貼り合わせることで、
曲面に対応できるのかあ。


茶色と白のツートンモザイクで彩られた窓枠。



プロムナードの壁は市松状に貼られたモザイクタイルが彩っている。


こちらも又、ひとつのタイルを砕いて


凹状に凹んだ曲面に貼られ、四角いお皿のようになってる。


模様のモザイクタイルは凹面に周りの白いタイルは凸状に膨らみをみせ、


タイルはお花模様のものからイスラム風の幾何学模様、モダンなデザインのものなど多種多様。










そして階段の中央にはグエル公園のシンボル的存在のトカゲの噴水。


後ろから見ても、カラフルないでたちのトカゲ。


口からは水がちょろちょろ流れ出る。


トカゲの上にはカタルーニャの旗の色のモザイクから、動物の頭が突き出る。


更に上には竜を表わすモザイク



このベンチらしきものに貼られてるモザイクの中の花のタイルは
なんか日本の瓦の模様ぽく見える。


飴釉がまだら掛かってるところも和っぽい雰囲気。


階段を上がると、ドリス式列柱が86本並ぶホールがあり、


当初は市場になる目的で造られた空間が広がる。
円柱の下には貯水槽が設けられていて、上の大広場の雨水を貯める仕組みになっているという、機能性も考えられたデザインに。



天井には白い陶片のモザイクが貼り巡らされ、
円形に貼られたカラフルなモザイクも見られる。








足場が組まれ、天井のモザイクを職人さんが修復作業中。



そしてホールの上のテラスに続く石の回廊。
ゴツゴツした石は工事で出た石が利用され、そのまま使われいるという。


らせん状に回転する列柱。


ダイナミックな石


回廊は傾斜面を支えるための壁の役割も兼ねているという。


頭にかごを載せた洗濯女の柱


回廊の入口には鍛鉄の扉がつく。


列柱のある上の広場は、ギリシャ劇場と名付けられたテラスがあり、




ギリシャ劇場の縁にはモザイクタイルが貼り巡らされた波打つベンチが取り囲む。
ベンチの長さは110m。


ガウディの助手、ジュゼップ・マリア・ジュジョールにより装飾されたベンチは
座り心地などの形状も考えられ、カラフルなモザイクで彩られている。


使用されているモザイクはタイル工場の廃棄物として出たタイルや食器などが
再利用されたもの。


いろんな模様のタイルが寄せ集まって貼られてるところや、


下の階段でも見た、日本の瓦をイメージさせるような花模様のタイル、



そして、この背もたれの天辺を覆うタイルは、竹をイメージしたものではないか?
と思うような節のようなラインが入ってる。


ダークな色合いのタイルもあれば、


マーブル模様のもの、


ピンク色のグラデーションも可愛い。


内側だけでなく、外側もカラフルに。


バラのようなレリーフタイルに、


ボーダー状のレリーフタイル、


オレンジと黒など、色目が統一された箇所も。


半円状のタイル、色合いが複雑できれい。


和の雰囲気を感じるコーナー


淡いグリーンやピンクのタイル。
凹模様のレリーフも。


各コーナー、それぞれ違ったタイルが使われているので、
ついつい見入ってしまう。


グリーン系の寄せ集め。







テラスからの眺め。管理事務所棟の塔がよく見える。


イスラム風幾何学模様タイル。


黒地にカラフルなタイルが映える。


ブルーがきれいなコーナー


大判のレリーフタイルも。


こんなモールディング風なタイルも。




花模様のものもあった。


見晴らしのいい一番の特等席。










こんな立体感のあるレリーフタイルも













こんな風にタイルの模様を切り取ったような貼り方も面白い。


思う存分、グエル公園のベンチのタイルを愛で、写真に撮り、載せることができて
大満足。。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ポルトガルの素敵な郵便受けいろいろ】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-11-02 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019
ポルトガルのドアにつく郵便受けにも素敵なデザインのものがいろいろあった。
郵便受け写真コレクター?!のohbaさんに捧げるポルトガル郵便受けシリーズ。


郵便受けには大体「CORREIO」か「CARTAS」の文字が入ってた。
CORREIOは郵便、CARTASは手紙という意味みたい。


真っ赤な扉に金色がまぶしい郵便受け。


青い扉に波打つ鋳物の郵便受け。


何度も上から塗り直されて、塗料に埋もれかかってる郵便受け。


消えかかった赤い文字、シンプルな郵便受け。







集合住宅の郵便受け。





細かなレリーフが入った郵便受け。


周りの縁取りの形状がちょっと変わった郵便受け。


錆びた文字がいい感じの郵便受け。


真鍮が美しい郵便受け。


双子の郵便受け。


同じく双子の郵便受け。



縦型郵便受け。


木の扉と鋳物がマッチした郵便受け。







水色が可愛い郵便受け。


これも素敵なデザインだなあ。


飾り文字が素敵な郵便受け。

細部まで味わい尽くしたポルトガルの旅編、これにて終了。
次はいよいよバルセロナ編へ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする