蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

秋、深まる・・。  (bon)

2012-11-02 | 花鳥風月
 蓼科から帰ってきて、ホッとしているともう今日は11月。カレンダーも残すところあと2枚だけとなりました。 
月日の経つのが早く感じる年頃ですが、それにしても早いものだと今さらながら思います。 
ある見方では、一年をこれまでの人生で割った数字が、感じる速さを表している・・・などという話がありましたが、
たとえば10歳の時に感じる一年の長さは、1/10 で、70歳なら1/70となり、その感じ方は7倍速いとなります。
感じる速さを数字で表せるわけはないですが・・やはり速いのですね。


 10月中旬にパチリトした「秋のハナミズキ」は、葉はほぼ枯れかけていますが、その実は真っ赤に色づき、輝きすら見えます。 



 蓼科の収穫祭から帰ってみると、これらの実はきれいになくなっていました。
おそらく、鳥がきてきれいにしていったのでしょう。

 で、鳥が食べて、この実の中の種をどこかに糞と一緒に落としている。 
それが、ハナミズキにとっては「ねらい」なんでしょう。 
ハナミズキの子孫を増やすために、鳥のお手伝いを借りて、どこか別のところに繁殖の種をまく・・。
都会では、落とされた種が育つための「土」が、殆どありませんから、ハナミズキのこの作戦は、
都会では役に立たないのですね。

 かって、ハナミズキの実を植えて無事に芽を出させて育てたことがありましたが、その場合、赤い実の果肉?部分は、
発芽抑制効果を持つことから、その果肉部分を削り取ってその中の白い硬い種の部分のみを植えたのでした。 
鳥が、果肉部分を食べて、硬い種だけを排泄する・・・自然のこの良く出来た仕組みにはつくづく感心します。








コメント (2)
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