この写真は、先日のオーガスタゴルフトーナメントでロングパットを沈めて、初優勝を果たし世界のゴルフファンを驚愕させたScott Adams豪選手が、最高のガッツポーズをしている瞬間の写真である。右胸にはかのベンツのマーク、左胸にはええつ UNIQLO !
この瞬間、テレビには写されていないが、その斬新な経営手腕で、世界市場で驀進を続けるユニクロの柳井社長が「してやったり」とほくそ笑んでいたであろうと.........オーストラリアに1年以内に初出店する計画のユニクロが、初めてゴルファーと契約したのがオーストラリア人のScottで、彼もユニクロをゴルフシャツとして着たのも初めてである。
Scottにとっても、ユニクロにとっても、幸運な結果となった。柳井さんがまさか優勝するとは思っていなかったであろうが、ラッキーな買い物となったですね。柳井さん!
オーガスタゴルフトーナメントが始まる、直前の4月9日にユニクロ社と契約したScottAdams は、初日に、左胸に“UNIQLO”のロゴが入った白地に赤ボーダーのポロシャツで登場し,公式会見に出席。海外の報道陣から「そのポロシャツは誰が作っているの?素晴らしいポロシャツだね」とさっそくほめられると、「これはユニクロが作っているゴルフシャツだよ」とさわやかに笑顔を見せた。4日間の毎日、色やデザインの違ったユニクロシャツを着用して、ベルトや下着もユニクロを着て、優勝を果たしてしまったのである。
これから、世界の一流ゴルフ場のあちこちで、ユニクロなど知らなかった、着たこともない年配のおじさんたちが1950円のポロシャツと2950円のパンツをはいて、プレイする姿を想像すると、なんとなく微笑ましい気分になる。
海外戦略:
これを契機に、ユニクロのグローバルブランドとして、更なる飛躍が期待される。
今や売上1兆円企業となったユニクロの海外進出は、2001年のイギリス ロンドン出店にはじまり、中国、米国、香港、韓国、フランスと世界市場への進出を果たした。
2006年11月にグローバル旗艦店として、開店したソーホー ニューヨーク店は、1000坪という広大な売場面積に加え、日本発のブランドとして、日本のトップクリエイターを結集した店作りで、ニューヨークの人々を驚かせました。
会社の成否は、経営者の手腕次第であると痛感する次第である。