蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

アカカンガルー  (bon)

2019-10-07 | 日々雑感、散策、旅行

 先月の新聞(読売新聞)の『動物日記』にこの記事が出ていました。 東武動物公園
(東武伊勢崎線)の 関口玲衣さん の記事で、この動物園に現在10頭のアカカンガルーが
いて、このうち2頭の雌の袋の中に赤ちゃんがいるようで、時々顔をだしたりして、とても
かわいいと紹介されていました。アカカンガルーは、オーストラリアの乾燥した草原に生息
し、雄は体長95~140㎝、体重25~85㎏、雌はやや小ぶりで体長75~110㎝、体重20~35㎏
くらいと解説されていました。

     アカカンガルー
      (ネット画像より)

 ほのぼのとこの記事を読みましたが、すぐに、カンガルーにまつわるちょっとした事件を
想い出したのです。

 事件というのは、私が、子会社の映像関連の仕事をしていた時、中部地方にある大手運輸
会社の事業紹介ビデオを受注し、このビデオのタイトルや内容のイメージに“アクアカンガ
ルー”という、地域の水の都とカンガルーを結合したコンセプトを設定したのです。
 カンガルーの映像を得るため、会社の撮影グループは、千葉県成田市吉岡にある ㈱湘南
動物プロダクションに出向いたのです、そこは、映画などの撮影用動物を飼育していて、
小動物もたくさんいますが、お目当ては、ここのカンガルーを撮影するためでした。

 ところが、カンガルーを外に出して、撮影を始めているうちに、おとなしいと思っていた
カンガルーが突然走りだし、広大な森のような敷地に飛び入って、園内の東南アジアから
来ていた“象使い?”たちが、必死で追いまわして、2時間くらいもかかったでしょうか、
フラフラになってようやく捕まえて来たのでした。 20数年前のお話でした。

 ウイキペディアから参照しますと、カンガルーは、双前歯目、フクロネズミ目とも言わ
れ、いわゆるカンガルー目のカンガルー科カンガルー属に分類される有袋類で、オオカンガ
ルー、アカカンガルー、アカワラルー、ダマヤブワラビーなどがいます。オーストラリア
では、カンガルーを単にルーと呼ぶらしいです。

 食性は植物食で、草木を食べるそうです。繁殖形態は胎生で、周年繁殖し、発情周期は
35日、妊娠期間は33日1回に1頭の幼獣を産むそうです。幼獣が育児嚢から出たときには、
既に受精卵が出来、続けて幼獣を産むことができるそうで、幼獣は出産時1gに満たない小
さな体ながら、自力で育児嚢まで移動し、生後8~10か月は育児嚢の中で生活するとあり
ます。

 発情したメスをめぐり、オス同士は、体の大きさや腕の筋肉をみせつける誇示行動を行
い、尾でバランスを取りながら前肢や後肢を使って、まるでボクシングのような闘争を行
うそうです。

      争い
      (ネット画像より)


 雄は生後20~24か月で、雌は生後15~20か月で性成熟するそうですから、すごい繁殖能力
があるのですね。野生下で22年の生存記録があるとありました。

 俗説に、『西洋人が初めてオーストラリア大陸に上陸した際、現地人にカンガルーを示
して「あの動物は何と言うのか?」と訊ねたところ、現地人は西洋人の言葉が理解できない
ため、「(何を言っているのか)わからない」という意味で「カンガルー」と答えたが、
訊ねた側は「あの動物は“カンガルー”という名前らしい」と誤解してしまい、これがこの
動物の通称となった。』とあるそうです。

     ワラビー
      (ネット画像より)

 また、同じ種目に、ワラビーと呼ばれる、カンガルーよりも少し小柄なかわいい同じく
有袋類がいますが、厳密な定義はないそうです。
 ラグビーのオーストラリアチームのエンブレムは、ワラビーです。剛健な体格に可愛い
エンブレムがあしらわれているのですね。 日本代表のは、さくらですね。

     ラグビーオーストラリアチームのエンブレム
      (ラグビーエンブレムHPより)


 チョットした記事から、長めの記事になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

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