蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

新型コロナへの取り組み  (bon)

2021-09-05 | 日々雑感、散策、旅行

         モリ・カケ・サクラに割入って来た世界レベルの大問題、新型コロナの大波に、素早く身を
     かわした前の政権の後を受けた政権は説明不足の「不言実行」モドキの強行で事態悪化を招き、
     事態の行き詰まりに耐えかねて突如首相辞退表明にいたりましたが、個人はもとより政権党と
     しての責任を重く受け止めて欲しいものです。

 

 長引く新型コロナは収束の兆しが見えてこないどころか、新規感染者は今月初めに
2万人を超える状況下にあって、1年前あたりのあの緊張感はすでに薄れてしまって
いるように感じています。

       ここ1年の新規感染状況(全国)
    (厚労省HPより)

ここで、日当たり感染者 
2020.9.4 582人  2021.1.4 3330人  2021.8.20 25852

 

 少し前から思っていたことですが、新型コロナ対策に関して、市町村レベルでの
対応はどのように取られているか?  市民からほとんど見えてこないけれども、
どのような取り組みがなされているのか? 新規感染者を増やさない、医療現場の
逼迫回避にどのような対策がなされているのか? 市民生活に直結する市町村は、
市民の基本となる安心安全が守られるようどのように取り組まれているのか? 甚
だ疑問に思えて仕方ないのです。

 市民レベルのコロナ対策を、ざっくり分けて次のように考えてみました。

  • 新規感染者を減らす取り組み・・手洗い、マスク、三密、人流減、PCR検査等
  • ワクチン接種の推進・・接種会場、予約、円滑接種、量の確保・配分等
  • 医療体制の充実・・従事者の確保、病床確保、在宅・宿泊医療体制、酸素ス
    テーション、相互連携等
  • 事業者等への補償・救済・・協力金、支援金、相談等

 

 日常個人が入手する情報は、テレビ、新聞などの報道から得られ、全国、都道府
県別の新規感染、重症、死者の統計情報に一喜一憂し、新聞の地域版には、市町村
別新規感染者および累積数が表形式で示されていてこちらも注目しています。
 埼玉県の私が住む市の情報を注意してみていますが、連日20~50人などの新規感
染者があり、市の人口が13.6万人ですから、大体10万人あたりの数字と見なせ、こ
れが1週間当たりの数字に換算すれば看過できない規模であると思うのですが、全
般的な地域的クラスタ情報や、医療問題などの解説はあるものの何らのコメントも
ありません。

         (ネット画像より)

 これは新聞だから、いちいち市レベルの内容を取り上げる紙面余裕がない・・わ
けですが、市のHPにも同様の統計数字がキチっと記載され、更新されているだけで
ノーコメントですね。

 私の住む市のHPの作りは、上から目線で構成されていて、新型コロナ関連対策は、
上述した①~⑤に事務的に触れられており、統計的処理が中心で、なぜその様な傾
向にあるとか、だからこのようにするべき などのコメントがありません。 医療
体制、事業者支援についても、手続きや方法論的なお役所流儀の記述です。 ワク
チン接種の会場、予約などは、キチっと案内されています。

 つまり、国レベルで決められた仕様に基づく仕事はきちっとやっていますョ と
いう感じで、市民が今どの様な不安の中にいるかや、どの様に過ごせばいいのかの
指針、アドバイスなどはありません。
 また、市から月に一度配布される「広報誌」も同じ程度で、何のインパクトもあ
りません。県レベルで配布される『彩の国』何とかを見ても、通り一遍、つるつる
の記事ばかりのように感じています。

         (ネット画像より)

 東京都の、公式HPは、さすがに洗練されていると感じました。コロナ関連にしても、
見る側の興味、問題意識ごとの大きな見出しが作られて統計情報のほか、都度の注
意点なども記載されています。都知事は頻繁に動画でメッセージを送り、都民が今
何をすべきか、何が基本かなどを切々と訴えていました。

 埼玉県でのそれを見てみましたら、知事の動画がありましたが、解説調で、おま
けに提示されているパネルの文字が全く見えないそんな画像が平気で流されていま
す。やってはいるけれども中身がなく、親身さが感じられない。

 また、かって三密回避が重点施策に持ち上がった時も、街のパチンコ、カラオケ、
ジムなどは通常営業だったようだし、最近の感染爆発状態にあっても、人通りは普
通だし、みんな平気になっている。マスクだけは励行されている‥そんな状況です。
公園なども変化がありません。これらの状況を市はどのように捉え、どのような取
り組みをしようとしているのか? 今頃このようなことを言っているわけですから、
何も取り組みがなされていないのです。

 地域防災無線の拡声器で、日頃、迷子のお知らせや、通学児童の安全、熱中症の
注意喚起などについて放送されているのに、コロナ関連は何も言わない。 皆様の
地域ではどうなんでしょうか?


          (ネット画像より)

 先頃、東京都(渋谷)で、若者を対象にしたワクチンの大規模接種では、何倍も
の希望者が殺到して混乱した失敗があり、問題視されましたが、私の身近ではこの
ような動きすらなにもありません。

 在宅療養などといいますが、これの情報管理は県レベルの保健所で行われ、対象
者の急増に手が回りかね、重傷者が続出している状況に、市町村が手を差し伸べよ
うとしても、個人情報保護を理由に、連携を拒み重傷者に犠牲が強いられていました。
情報把握時に、本人意向を聴取すれば対処できるのでは?と思うのですが・・。

           (ネット画像より)

 新型コロナの取り組みは、そもそも国レベルで、PCR 検査の遅れから始まって、
ワクチン対応等、後手続きで始まったわけで、マスク配布も時期遅れ、サイズ問題
など性根が入っていない対応が続き、専門家の意見を無視し、オリ・パラ開催中止
決定の時期を失し、コロナ混乱を導く結果となり、国民が離れてしまいましたが、
地方自治体も『緊急事態宣言』を政府に要請するにとどまり、具体的な取り組みは
国任せ、(こんな難しい問題はお国の仕事と首をすぼめ)したがって市町村におい
ては国からの指示通りの取り組みに留まるのみなんですね。「それでも取り組んで
います」と形ばかりで実が伴っていないのは推して知るべし・・なんでしょうか。

 

 

Doris Day ~ September In The Rain

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする