蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

人権週間  (bon)

2022-12-04 | 日々雑感、散策、旅行

      やりました! 藤井聡太五冠(20)が竜王戦を初防衛しました。広瀬八段との7番勝負、
   6局目で4勝2敗で勝利しました。こちらもすごいことですね。

 

 サッカーW杯の余韻はいつまでも残っています。強豪ドイツとスペインに勝って
堂々のE組トップで予選を突破した日本チームの活躍は、いくつかのシーンが今も
目に焼き付いているのです。スペイン戦の後半、VARによる2分半の検証結果、ボー
ルが1ミリ、
ライン上にかかっていた・・これが勝ち点3を導いているのです。

 そんな素晴らしい歓喜の渦の中、12/4~10日までの、「人権週間」で、ネットを
繰ってみましたら、gooddo(gooddo㈱運営)のHPには、世界の人権問題を取り上げ
て、その中の
2022.11.21の記事の一部をそのまま下記にコピペしました。

         (法務省ポスターより)

 興奮に水をさすつもりはありませんが、サッカーについての人種差別問題です。

『・・しかし2020年時点では植民地はなくなりましたが、様々な場所で人種差別は
見られます。スポーツの世界でも人種差別は顕在し、その中でもサッカーの歴史の
中には人種差別による問題がしばしば見られました。特にヨーロッパではサッカー
が盛んであり、大小様々なプロリーグの中で、それぞれの国から集まった高いレベ
ルと人気を誇るプレイヤーが戦っています。

 しかし栄光が煌く影には、兼ねてからある人種差別が見え隠れしていました。そ
れまでは大きな問題になることはなかったものの、1995年の「ボスマン判決」によ
って、ヨーロッパの各リーグやクラブチームの姿勢を大きく変えることになりまし
た。この判決内容自体は画期的であり、EU(欧州連合)内のプロ選手は、所属する
チームとの契約満了と同時に自由な移籍が可能となりましたが、これが後に人種差
別を広げる要因にもなりました。

 特に多いのはサポーターによる選手への人種差別を交えた応援や野次です。それ
は試合中だけでなく、日常生活においてもSNSの発展により、選手に多くの侮辱的
メッセージが届くようになった事例も報告されています。また互いに切磋琢磨し、
技量をぶつけ合い高め合うはずの選手間でも、エスカレートしたことにより、試合
中に侮辱発言やジェスチャーをするといった人種差別も発生しました。

 アメリカ同様に白人が多くを占めるヨーロッパでは、有色人種、特に黒人への差
別行為が目立っており、ユダヤ人や日本人の選手に対しても行われることがありま
した。それまでも燻っていた人種差別は、ボスマン判決による自由な移籍により、
一気に広がることとなりました。

 もちろんこのような人種差別の横行に対して、行為そのものを撲滅するための取
り組みも行われました。その一例として挙がるのが1998年に開かれたワールドカップ
です。

 この大会では、それまでアパルトヘイトという人種隔離政策が続いたことで国際
的な非難を受け、国際大会の参加資格を得られなかった南アフリカがはじめてナシ
ョナルチームとして参加できた大会となりました。しかしその一方で、同大会中に
フランス代表の選手が、相手チームの選手に人種差別要素が入っていると推察され
る挑発を受けたことにより、試合中に頭突きによる報復をしたことで退場するとい
う事件がありました。
 このような衝撃的な事件もあり、2006年にはワールドカップの一つのテーマとして、
「Say no to racism(人種差別にノーを)」が掲げられています。ヨーロッパでは
特にサッカーにおける不安は、社会の歪や不安定さにも直結することから、サッカ
ー連盟や、各リーグ、各クラブチームによる人種差別撲滅との戦いが続いています。』

               

 今、W杯で盛り上がっている開催国カタールを巡り、欧州連合(EU)欧州議会は
先月、移民労働者や性的少数者への人権侵害があるとして非難決議を採択している
といいます。  大会では、イングランドなど欧州7チームの主将が性的少数者への
差別撤廃を訴える「One Love」の腕章を着用し、試合に臨む予定だったそうですが、
国際サッカー連盟(FIFA)はこの腕章をつけた選手には警告を出すと通告したため、
各チームは着用を断念したそうです。
 11月23日の日本対ドイツ戦前には、ドイツ代表が抗議の意味を込めた、選手11人
が口を塞いだポーズで写真撮影に臨んだことが大きな話題を呼んでいました。ドイツ
やフランスなどの主要都市でパブリックビューイングの中止が発表されるなど波紋
が広がっているとあります。

 日本、特に私には、ハッキリと理解できていない部分が大きいですが、カタール
での人権問題は、スタジアム建設などでの外国人労働者の劣悪な労働環境があったり、
イスラムの教義に基づいた女性の権利制限などがあるそうです。

               

 今年は、「第74回人権週間」なのだそうです。 
 昭和23年(1948年)12月10日、国際連合第3回総会において、全ての
人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、「世界人権宣言」が採択されて
います。世界人権宣言は、基本的人権尊重の原則を定めたものであり、初めて人権
保障の目標ないし基準を国際的にうたった画期的なものなんですね。採択日である
12月10日は、「人権デー(Human Rights Day)」と定められています。

   法務省の人権擁護機関では、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から
12月10日)を「人権週間」と定め、昭和24年(1949年)から毎年、各関
係機関及び団体とも協力して、全国的に人権啓発活動を特に強化して行われています。

 拙ブログでも、2017.12.3「人権週間」で、基本的な内容を記事アップしていま
すが、この問題は、古くて新しい問題として今後もずっと続いて行くのでしょう。 

 いじめや児童虐待、インターネット上の人権侵害、感染症や障害等を理由とする
偏見や差別、ハンセン病問題などなど、人種、言語、性別、宗教等による様々な人
権問題が依然として存在しています。 

 ごく最近では、LGBT関係の「同棲パートナーシップ制度」が、法律上の婚姻でな
いため相続権がないなどが問題となっています。

 『これらの問題の解決には、私たち一人一人が様々な人権問題を「誰か」の問題
ではなく、自分の問題として捉え、互いの人権を尊重し合うことの大切さについて、
認識を深めることが不可欠です。』と述べられています。難しい問題ですね。

 
         この度のVAR判定でインプレーと決定されました。
           (yahooニュースより) 


Sarah Brightman - Scarborough Fair (Video)

 

 

 

コメント (2)
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