今年もいろいろな出来事がありましたが、いよいよあと1日を残すばかりとなり
ました。
振り返って、今年初めの時点ではまさかと思うような大きな出来事がありました。
2月のロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まり早や10か月が過ぎました。多く
の犠牲が出ていますが、さらにエネルギー、食糧などの供給バランスが崩れ大き
な混乱が起き、果ては世界分断に直面する危機を招く結果となっています。
(ネット画像より)
7月の安倍首相の暗殺事件も衝撃的でした。こんなことが起こるなんて・・。こ
のことが発端となって、旧統一教会問題が尾を引いています。マスコミを抑えて
いるのか、燻ぶりが消えないまま不気味な存在を引きずっています。
政治といえば、何やら独裁風が吹いているのか、閣議決定ばやりで、新しい民
主主義とは一体どのようなことなのか? 疑問のまま、短い期間に閣僚が4人も
交代する異常をどの様に感じているのか? どこか小さな人物がこせこせと舵取り
をしているように見えます。どうせ独裁風ならもっと信念がしっかりとした大物
であって欲しいですね。
(newsweek日本版より)
いろいろと頭をよぎるのは良くないことばかりが先陣を抑えていますが、知床
の観光船事故も起きるべくして起きた事故で、26人(うち6人は未だ行方不明)
もの命がむざむざと失われたのです。何かが緩んでいるのですね。
五輪がらみの贈収賄も昔ながらの図式が繰り返されているばかりです。
新型コロナはオミクロン変異株の猛威が収まらず、かといって行動制限を課す
後戻りはできない状況で、感染症基準を2類から5類に変更する案を打ち出す与党
の誰かさんがいるのも現実を把握していない顕れなんでしょう。今年のコロナに
よる死亡者は3.6万人を超えているというのに・・。
スポーツの世界では、これまでにないほどの感動がありましたね。まだ記憶に
新しいサッカーW杯の見事な戦いぶりとその成長が現れていましたね。森保監督は
続行が決定したとありました。
メジャーの大谷選手は、104年ぶりの2桁ホームラン、2桁勝利投手の記録を打ち
立てましたし、国内でも村上選手の56本塁打、史上最年少3冠王など・・。
(サッカーダイジェストより)
最年少といえば、将棋の藤井聡太五冠もすごいですね。 現在二十歳の若さで、
五冠。そしてこの27日には、六冠をかけた「棋王」への挑戦権を獲得しました。
現、渡辺明棋王にいよいよ挑戦するのです。 手筋なども解説者をうならせてい
るらしいですね。
これら印象に残る、いくつかの出来事を挙げてみましたが、これまでにはなか
った、恐るべき出来事が起きた年であった(まだあと1日ありますが)のですね。
そんな中を、のうのうと生きてきたわが身を顧みる時、すでに世の中とは遊離し
たところに生存しているようにも感じられてくるのです。
しかし、老体の中にひと時青春の風を感じていた時もありました。昨年秋から有志
で始まった「母校(高校)をもっと魅力ある学校にしたい」の検討をしていたの
です。高校卒業後60数年も経って、どうしてこんなことになったのか分かりません
が久しぶりの感覚の中に身を置き時をすごしました。これらをまとめて、同窓会
と学校に資料提出し、秋には、高校120周年祝賀会と、それに合わせた同期会に出席
し、コロナで叶わなかった再開を果たし、楽しい中に充実した思いもありました。
豊かな生活ではありませんが、穏やかに静かに、しかし、大げさに言えばSDGs
に添った、つつましい日常を過ごして来たように感じています。
身体的な変化として、フレイルのロコモ部分に現れが起き、すでに5年リハビリ
に通っていながら、右足に不具合を感じ歩行が思うように行かなくなってきました。
お陰様で大病は避けられていますが、眼や耳の衰えを感じています。
来る年には、これらの進行を少しでも遅らせるよう、リハビリの回数を増やす
とか、歩きづらくても散歩を延長するとか、前を向いた日々を送りたいと思って
います。
拙ブログにお付き合いをくださいました皆様には、深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
来る年が皆様にとりまして佳い年でありますように・・!
Vaya con Dios mi vida... (Nana Mouskouri)