あれだけ騒いでいた新型コロナも、5月8日を期してインフル並みの5類に変更され、
いやそれより少し前から、少しづつ相手にされなくなっていたようでした。
それでも、少し前までは、電車の中ではまだマスク姿が殆どでした。 それが、
最近のコロナ離れというか、コロナを意識的に無意識したりすることも含めて、もう
何でもなかったように、以前に戻って来たようです。
このことは、街に活気が戻り、苦労を強いられていた飲食、サービス業はじめ
種々の業界はようやく軌道を取り戻し経済も回復基調となり好感されています。以前
よりもリバウンド気味に好調のところもあり、むしろ切り詰めた人材不足が出ている
ところもあるとか。
(ネット画像より)
気持ちの上でも、振り返りたくないあの暗い憂鬱な日々、多くの人々が影響を受け
た、あのコロナは今どの様な状態であるか? そんなこと知りたくもない・・方々も
多いかもしれませんが、5類移行後は報道もされない状況で、ちょっと気になりまし
たので、取り上げてみました。
新規感染者数などの数値情報は、それまでの全数から、定点観測点での発表となり、
その傾向を把握することになっています。「定点あたり」の表示となっています。
厚労省発表のこれらのデータを拾ってみました。
(厚労省HPより)
5類移行後、継続して感染者は増加してきており、7月に入ってその増加傾向は大き
くなり、7月末で今年の1月中旬あたりの感染者数に匹敵しています。
これを、県別にみると、直前に増加した沖縄がその後急激に減少し落ち着いてきて
いるとみなせる一方、沖縄を除く全県が増加傾向にあり、そのうちこの期間で3倍程度
以上増加した県が13県あり、それらをグラフ化してみました。中でも、佐賀、長崎、
宮崎、鳥取、大分、石川は定点あたり25件以上に及んでいます。
(厚労省HPデータより加工しました。)
また、これらの感染者数の年代別の傾向は下図の通りです。
(厚労省HPより)
この表から、最近の感染者傾向は、10歳未満や10~14歳 あるいは30~60歳付近
の感染増加がみられます。
やはり、気にかかっていたように、感染者は全国で増加していますが、その症状
などは、5類並みにインフルエンザと同じような状況なのでしょうか? 最近よう
やく治療薬があるようですが、これの効果などは大丈夫なのでしょうか? 全体的
には、全国的に元気が出てきたようで好感できますが、このまま新型コロナは人類に
平常時共存する形になってきたのでしょうか?
なお、参考に東京など関東、愛知、大阪、福岡の状況を以下のグラフとなります。
(厚労省HPデータより加工しました。)
季節柄、災禍の関心事は新型コロナから台風・豪雨に移っているのですね。しかし、
コロナはインフルエンザのように季節性があるのならまだしも、上記の全国グラフの
ようにこのまま増加を続けて、年中コロナ感染が絶えないのは困りものとなります。
「真夏の果実」 (Acoustic ver.) サザンオールスターズ