さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

伊勢神宮 まずは外宮へ

2020年02月10日 | 関西シリーズ


四日市の朝を迎えた。一日目から飲み過ぎた。夜中に何度か目が覚めて水を飲む。
これが続くと顔がむくんでくるのである。大丈夫。ずっと見知らぬ街を旅するので、
誰もが元々こんな顔だと思うでしょう。


四日市から伊勢はそれほど遠くない。伊勢市駅に到着後、とりあえずホテルに荷物を預け、
伊勢参りに行くかー。


JR側に回ると、おお、駅は賑やかではないか。四日市だと私鉄の駅のほうがずっと
賑やかだったけどねェ。


駅から誰もが一直線に神宮方面へ向かう。さすが全国から人が集まる伊勢参り、
人が多いぞ。


まずは昼飯でも、と思い食事処をのぞけば、松坂が近いから「松坂牛」、伊勢だもんで
「伊勢海老」が並んでいる。しかし、松坂牛のステーキが7000円だとか、伊勢海老は
グラム25円とか出ている。それって殻も含めて計るんだよね?身だけじゃないよね?
でかいのなんか一匹200gぐらいありそう。って、5000円ってかっ!一匹まるごとって
言ったって、身の部分はそれほどでかくないぞ???「1000円分、40gお願いします」
って相手にしてくれないよね(^益^;

「論外!」と即決で通過するが、「せっかく来たんだから」「もう一生来ないかもよ」
「あとで後悔するんじゃねーの」「この先に食べるとこないかもよ」とかがよぎり、
頭の中で白い羽をつけた俺が一杯3000円の「限定純米大吟醸」飲んだりするくせに
と囁いたりするもんだから、20mほど戻って松坂牛ステーキ3800円(固まりじゃなくて、
少しちいさいやつをスライスしたもの)の店に入ろうと思ったのに、12時前とあって
「準備中」でした。せっかく大決心したのにっ。


ここは江戸時代から人々がゾロゾロ歩いていたところなんだろうなあ~。


んで結局こういう大衆的なところに入る私なのでした^^;


「天ぷらうどん」だの「山菜うどん」だのありましたが、「伊勢うどん」っつ~のが
一番スタンダードな気がして注文しました。一番安い470円だったか。いわゆる「かけ」
ですねェ。「伊勢うどん」は初めて食べましたが、まず汁が少なくて、からめて食べる
から、なんだか「汁なし担々麺」みたいだ。麺は柔らかくもっちり。俺は名古屋の
味噌煮込みうどんのような固いのが好きなんですが、これはこれで悪くなかったな。
まだ二日酔いが残っているので、酒は我慢したw


さて伊勢参り!まずは「外宮」から。読める?「げくう」って言うんだよ(^益^)w


ゾロゾロ、ゾ~ロゾロ人が歩いて行きます。ま、お参りなんだからな。


ヒョー、御神木が立派。


神社って、メインの社殿はあまりたいしたことなかったりします。お寺みたいに
巨大な本堂、五重塔やらご本尊の仏像があったりもしません。しかし神社内全体が
自然の霊気に満ちていて、特に長い年月の間生き続けている木が素晴らしい。
最近はスピリチュアルだのパワースポットだので、若い女性に人気なんですよね。


さてメインの社殿。中には入れないし、失礼ですが建物自体はそれほど見るべきもの
ではありません。むしろここまで歩いてくる行為自体が「お参り」という宗教行為
として意味あるのかもしれません。んで、あっという間に離れるわけだ。ちなみに
江戸時代に東海道を延々と歩いてきた人たちも、ここには長居しなかったのではないか?


メインの建物の他に、いくつかお祈りするところがあります。正宮に対して別宮と
いうそうですな。どこにも行列が出来ています。信仰心ゼロの私は、ただ眺めるだけ。
やっと順番が来て一番前に立ち、お祈りを始める人たち、なかには長々といろいろ
お願いをしている人もいるようです。10人並んでいて、ひとり2分なら20分待ち。
20人並んでいてひとり3分もやろうものなら1時間待ちになっちまうじゃないか、
などと私は考える。しかし日本中からはるばるやってきて、やっとここに来たんだから、
そして辛抱強く順番を待ったんだから、1分やそこらで早々に終わろうなどとは
考えず、満足するまでお願い事を並べたいのは当然でしょうねェ。


おうおう、あっちもこっちも行列がすごいぞ。スタンプラリーみたいに、あちこち
順番にお祈りしたりするものなのかな?