おもちゃ博物館を見たあとは、湯浅の町の中心地へ向かう。歴史を刻んだ建物が
並んでおります。
麹(こうじ)の製造販売店だそうです。明治11年の建築だって。格式を感じますのう。
「岡正」なんて屋号が出ていますが、なんの店かしら。ここ湯浅は醤油発祥の地で、
数多くの醤油の蔵があったそうですが。
山田川というそうです。この川のほとりに並んだ倉庫から、おそらくは船で味噌や
醤油が出て行ったのでしょう。
立派な町並みなのですが、まったく人と会いません。。
実にたくさん醤油醸造所がありますが、どれくらい稼働しているのだろう?
木格子が素晴らしい。右上の楕円形の窓は、虫籠窓(むしこまど)というそうです。
この形は木瓜(もっこう)型というもので、すごくおしゃれですよねー。
しかしどの家もしっかりメインテナンスされていて、廃墟めいたものは全然ない。
商売はしっかり続いているのかな。
たばこ屋さんに灰皿があったので、ひとり静かに一服 (-。-)y-゜゜゜
でもそんなときに限って近所のおばちゃんが通りかかるw
さすがみかんの里、こうやってあちこちで販売されていました。
紀州名産、金山寺味噌だって。ちと寄ってみたい気もしたが、味噌は旅の途中で
買ってしまっては重い。。。 酒は買うくせに^^;
金山寺味噌というのは、大豆や米、麦などいろいろとつぶつぶが入っているやつで、
調味料ではなく、そのものを酒の肴のように食べるやつです。これは鎌倉時代に
伝来したもので、この製造過程から醤油が生まれたそうです。19世紀の初めには、
ここには92軒も醤油屋があったんだってさ。