八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

球審オファー!

2015年06月23日 23時36分57秒 | 指導・育成のうんちく

昨年までは日曜日しか活動に参加できず、試合が土曜日中心に組まれていたため、ほとんど審判を務めることがありませんでした。塁審は主にお父さんたちが務めてくれ、球審はK前監督が務めてくれました。

 

それが、今シーズンはK前監督が勇退することになり、どうなることやらと思っていたら、自分自身が人事異動で土日休みの部署になり、土日両日の活動に参加できるようになってしまいました。

 

とはいえ、散ドラのような弱小チームは、球審が入る割合は少なかったと思いますが、ここのところ続けて球審のオファーがありました。以前はユニフォームやジャージ姿で審判をしていましたが、昨年から全員審判服を着用することになったため、都度チームの審判服を借りて、洗って返却ということになりました。

 

子どもが在籍中だけ使用するお父さんたちはそれでもいいでしょうが、チームがある限り使用する私としては、ちょっと面倒なので、先日、前父母会長からスポーツボックスで購入したことを聞き、自腹で審判服を購入しました。

 

すると、おNewの「審判服効果」か、早速球審のオファーが入りました。これでかれこれ公式戦では、10戦目の球審になりますが、ルールブックには目を通していても、球審の立ち位置やコールの仕方などは、先日、「競技者必携」をいただくまで学ぶ機会がありませんでした。装いだけでなく、しっかりしたジャッジを心掛けたいものです。

 

管理人が散ドラに参加し始めた10年近く前は、研修リーグにも審判部があり、球審は審判部が務め、塁審を1名もしくは2名出すという体制でした。そして、当時は部員は今よりはるかに多かったですが、常時活動に参加するお父さんは4~5名しかおらず(しかもうち2名は日曜だけ)、結構限られたメンバーで塁審をしていました。

 

それから3年くらい経った頃に研修リーグの審判が、引退や転勤などで消滅し、各チーム持ち回りでやるようになりました。最初の頃は、一徹コーチと当時のK監督がやっていましたが、そのうち、一徹コーチから「やらない」と持ちかけられ、2009年10月に初球審を務めました。

 

それから6年になりますが、連盟の審判講習会、八軟協の審判講習会などに参加はしていたものの、ほとんど独学です。ルールブックに書いてある「あらゆるプレーについて、最もよい位置をとれ」という言葉を胸に、何とか無難にこなしてきましたが、技術的に自信が持てるというレベルまでは至っていません。

 

とはいえ、今のなんちゃってコーチという立場よりは審判の方が上達できそうですので、ますはしっかり務めていきたいと思います。

 

しかし、野球のルールも難しいですが、コーチはもっと難しいですね。。。相手の選手は十人十色で、憶えて出来るというものでもありませんからね。特に、子ども相手は難しいですね。言って、必ず心に響くわけではありませんからね。こっちの方が「本業」ですから、泣き言言わずに、日々頭を悩ましましょう!

 

 

 

 

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考えればすごいんですが…

2015年06月08日 20時56分43秒 | 指導・育成のうんちく

管理人の倅が散ドラに入団したのは、小学校3年生の12月のことです。最初の頃は、試合に行くチームとは別行動で基礎練習の指導を受けていました。そして、チームに帯同するようになったのが、4年生になった今時分でしょうか。

 

当時の6年生はレベル的にもそこそこ揃っていましたが、5人しかいませんでした(他チームはレベルの揃った6年生でナインを組めるチームが大半でしたが)。そして、5年生が3人でした。ということで、必然的に4年生枠が一つあったわけです。

 

そのため、カズマ、マー、倅の4年生3人が交互に試合に出るようになりました。3人とも頭一つ抜け出ることなく、代わる代わるの出場でしたが、皆、外野のレフトやライトで、痛烈な打球が飛ぼうものなら、右往左往して大変な状況でした。要するに、見てられないということです

 

それを考えると、昨日の試合でも、撃キラ、左翼ガク、中堅サヤハルと、4年生が3人も出ているよのは、考えれば大変なことです。しかも、4年生ながらショートを守るキラ、普段なら外野の要センターを守るケンタロウは、はっきり言って、管理人の倅の4年生の頃のレベルではなく、立派なものです。

 

そして、あっちこっちからいろいろ怒声が飛んでいるガクやサヤハルにせよ、4年生で試合に出ていること自体はすごいことなんですよね。自分の倅が4年生で外野に出ている時に対応出来ていなかったことに、「ちゃんとやれ~」と言ってるんですからね。

 

でも気になるのは、その経験と伸び方なんですよね。というのも、うちの倅は3年の冬に入団して半年も経たずに試合に出始めたのに対し、ガクやサヤハルは、1年生からのキャリアがあるわけです。正直なところ、もうちょいやってほしいところなのです。

 

もちろん、人間出来ること出来ないことがありますし、能力の違いもあります。ですが、今望んでいることは、そんな高望みなことではありません。管理人の倅がすごかったと言っているわけでもありません。本人にやる気があれば、出来るレベルのことなのです

 

簡単に言えば、「練習をちゃんとする」、「指導されたことを実践する」。これだけのことなのです。これをするか、しないかの差はどこにあるのか。これが「やる気」や「自分で考えること」なんですよね。 

 

ガクについて言うと、バッティングも、守備も、そこそこはできますが、それ以上をやろうとする意欲が見えませんし、そもそも一番劣っている基礎体力を磨こうとする気がありません。この「やる気」のなさをどうするかは、監督・コーチが言ってどうなるものでもなく、自分が変わらなければ変わりません。サヤハルは、打撃では目覚ましい進歩がありますし、苦手だった走ることも努力していることが伺えますが、守備は本当に何度言ってもなかなか治りません。これはやる気とはちょっと違って、考えてプレーすることが出来ていないことなのだろうと思います。シオンについては、本来は本人の自主性に任せる段階の5年生ですが、はっきり言って、精神的にまだまだ子どもすぎます。キャリアが浅いのは仕方がないのですが、もう少し上級生らしくならないと、野球の上達もないでしょうね。

 

目下、この三人が気がかり三銃士ですが、それぞれこのまま6年生、5年生になったら、もう容赦しませんからね。気がかりで済んでいるうちに、それぞれ自覚をもって、精進してください!

 

 

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競技者必携!

2015年06月03日 23時49分32秒 | 指導・育成のうんちく

先週の練習の時、父母会長より「競技者必携」という冊子をいただきました。連盟か、八軟協か、研修なのか分かりませんが、主審を務める人にとのことで配布をされたとのことです。非売品と書いてあります。これは貴重です。

 

まだ、全部読み終えていませんが、結構役に立つ冊子です。「野球規則」も折に触れ読んでいますが、規則は結構難解です。法律用語までは行きませんが、よほど注意深く読まないとなかなか頭に入ってきません。

 

それが、この「競技者必携」は例題中心なのでとても参考になります。また、審判員としての具体的な動きなども書いてあるのでとても参考になります。

 

でも、主審は一塁側ベンチ(昨年の勝者)チームが行うと聞いていたので、2年間未勝利の散ドラは、昨年単独チームとして出場していなかった将軍戦の時以外はすべて三塁側で、既に将軍戦は終えているので、せっかく知識をブラッシュアップしても、使う機会がないなぁと思っていたら、思いがけず今週末の試合で主審の要請がありました。

 

散ドラは三塁側のはずなので、相手チームの都合が悪いのかなぜなのか理由は分かりませんが、せっかくの機会なので、主審技術を磨きたいと思います。ただ心配なのは、天気ですね。九州から近畿地方まで梅雨入りしている影響か、金曜日から傘マークが出ています。

 

4月に主審をした時も、途中雨が降り始め、ヒヤヒヤしましたが、本降りにはならずに事なきをえました。雨が強くなった時の判断は難しいですよね。また、そういう場合の試合成立の条件がよく分かりません。何とか玉虫色ではなく、白黒はっきりした天気になってほしいものです。

 

今日のジョグ

今日は立川での仕事だったため、早めの帰宅で今月初のジョグ。昨日は時間的に出来なくはなかったのですが、中央線が倒木の影響で遅れて走れず。というか、疲れがまだ抜けていなかったので、走る気まったくなかったので、助かりました。今日は言い訳なしなので、ちゃんと走りました。

それにしても、土日に散ドラをがっつり活動し、ジョギングまですると、水曜日くらいまで体が回復しないですね。生活パターンは慣れてきましたが、身体のコンディショニングは、なかなかうまくいきません。

 5.9km  34分35秒

 

 

 

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はまる? 病みつき? 中毒?

2015年05月31日 20時58分00秒 | 指導・育成のうんちく

部員は少人数の散ドラですが、父母会長はもちろんのこと、ルリ・ケン父、シンペイ父、ケンタ父、キラ父と、熱心に練習に参加する父が多いと思います。

 

前の記事に書いたように、今日の練習でも、シートノックで父の中で最年長のシンペイ父がランナーとして走り始めたので、管理人も続き、キラ父も続き、大人最年長のYコーチまで参加する事態になりました。

 

寄る年波には勝てず、私も結構ヘロヘロです。他の皆さんも、結構大変な状況じゃないかと思います。それもこれも、父の皆さんが散ドラにはまっているためですね。

 

でも、それはとても良いことだと思います。というか、皆さん、言われるまでもなく、それを分かっていから、誰に言われるでもなく、毎週練習に参加し、一緒に汗を流しているのだと思います。私自身、同じような経験をしているからよく分かります(「管理人にとって散ドラとは?」)。

 

私に限らず、普通、仕事に忙しい父親は、運動会などでの席とりやビデオ撮りは頑張るものの、それ以外では、地域の活動も無縁ですし、普段、子どもが誰と遊んで、何をしているかもよく分からないのが普通ではないかと思います。そして、土日と言えば、ゴルフをしたり、釣りをしたり、ゴロゴロしたり、そして、たまには家族サービスという感じじゃないでしょうか。

 

それがある日、息子あるいは娘が散ドラに入団すると、何かのきっかけで散田小に練習を見にくることになります。夫婦で話し合っていれば、一緒に見学に来るでしょうし、私のように「お父さんもグラブを持って来てくださいと言っていたよ」との倅の言葉に騙された人もいるかもしれませんし、奥さんから「あなたも一度顔を出したら」なんて言われた人もいるかもしれません。

 

しかし、きっかけは何であれ、大事なのは、来てどう感じるかですよね。

 

来て楽しいと思えば、義務感ではなく、次もまた来てしまうのですよね。そして、徐々に散ドラにはまっていって、それが習慣となってしまいます。そうなると、それまでの自分は一体何をしていたのだろうというくらいになりますよね。昨年の父母会長をはじめ、多くの人が納得してくれるのではないかと思います。

 

選手獲得のアピールのために言うと、散ドラは練習に父が参加することの制約はまったくなく、好きなだけ一緒に楽しめます。強いチームだと、なかなかこうはいかないと思います。そんな点からも、ぜひ、散ドラにはまってくれる、親子が現れることを願ってやみません。

 

後悔はさせません!というか、野球にはまって、子どもと一緒に過ごす幸せをぜひとも味わってほしいですね。

 

運が良ければ、そのあと、中学野球、高校野球と6年間楽しみが続きます。その中でも、一緒に楽しめるのは小学校の時だけです。押し売りするつもりはありませんが、ぜひ騙されたと思って、多くのお父さんに一緒に楽しんでほしいですね。

 

 

 

 

 

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体のケア!

2015年05月25日 23時51分59秒 | 指導・育成のうんちく

今日は比較的早く帰宅できたので、仕事日ジョグができる時間でした。しかし、体が走りたくないモード満載でした。というか、いつもの走りたくない病ではなく、疲れが残りまくっていました。

 

散ドラ部員はじめ、人には体のケアの重要性を言う癖に、自分自身の身体を過信し、ケアをしないのが、私の悪いところです。

 

一昨日、久しぶりに20km弱走り、昨日散ドラ活動後に11km走ったにもかかわらず、何もしませんでした。毎日トレーニングするスポーツ選手がちゃんと体のケアをするのに、たまにしか運動しないアラ50のおやじが体のケアをしないのは、やはりいかんですよね。

 

ということで、今日は、ゆっくり風呂に浸かり、ストレッチをして体のケアをしました。過信しないようにしたいと思います。

 

 

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慣性の法則!

2015年05月20日 22時31分19秒 | 指導・育成のうんちく

慣性の法則とは、「外部から力が加わらない時、静止している物体は静止を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける」という物理の法則です。

 

人や組織の行動が悪い方に転じても、なかなか変化出来ずに、同じことを続けたりする場合、「慣性が働く」などと例える場合があります。

 

しかし、この慣性の法則は、物理の法則であって、良いも悪いもありません。現実の世の中でも、悪いことばかりではなく、良いことでもあり得る法則だろうと思います。

 

「外部から力が加わらない時、静止している物体は静止を続け」ということを人間に当てはめれば、外部の力というのは他人ということではなく、自分自身ということになると思ますが、要するに自分がやる気にならなければ、何も変わらないということになると思います。

 

一方、自分のやる気によって人がひとたび動き始めれば、「放っておいても、人は勝手に動いていく」というのが、人間の場合の慣性の法則だと思います。

 

先日のBBQ大会で、コウタ・ケンタ・キラがグローブ持参で広場でキャッチボールを始めました。まあ、本来、軟式ボールを使ってはいけないと思われる場所だからということもありますが、グラブ持参の部員を見たのは初めてです。

 

BBQ大会の場所へのグラブと軟球の持ち込みの是非は別として、このやる気は良しです。人から言われてではなく、自ら動き始めれば、あとは勝手に動き続ける慣性の法則が働きます。指導陣としては、それが正しい方向に向いているか、別な力が加わって、運動する力が弱まっていないかなどを気にしてあげればいいのだと思います。

 

あとは、慣性の法則が働いていない部員をいかにその気にさせるかが、腕の見せ所ですね。しかし、これが一番難しい。。。

 

 

 

 

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訓練も練習も同じ!

2015年05月12日 20時42分43秒 | 指導・育成のうんちく

昨日今日と、防火・防災管理講習というのを受講してきました。私自身が防火管理者になるわけではなく、現在の防火管理者が異動でいなくなった場合のいわば控え選手です

 

それはさておき、その講習の中で実技もあるのですが、消火器の実技であてられて消化訓練を行いました。講師が「火災発生」と言った後に、後ろに控える他の受講生に向かって「火事だー」と言って、火源に近づき、安全ピンを抜き、ホースを火源に向けて放出するわけですが、消火器の操作方法もさることながら、この訓練の肝は「火事だー」と叫ぶことではないかと、個人的には思います

 

実際の消防訓練などでも、照れ臭そうに笑いながらやっている人やバカにしてふざけている人がいますが、訓練とは本番のためのものであり、本番と同じように出来なければ、訓練の意味がまったくありません。まさに、ロールプレイングであり、なりきることが必要です。当然、私は散ドラの練習の時のように、大声で「火事だー」を叫んだのは言うまでもありません

 

野球の練習だって同じです。いつも言っているように「本番に向けての訓練」なのです。が、しかしです。照れているのか、バカにしているのか分かりませんが、なかなか「本番のための訓練」を出来ている部員は少ないですね。

 

真剣に大声で「火事だー」と叫ぶのと、飛球と顔の間にグラブを入れること、打球の正面に入り腰を落とすこと、トスバッティングで投手に打球を返すことなどは、同じことです。こうしたことを、言われた時にきちんと出来るようになると、本番でもしっかり成果が出せます。

 

しかし、これらがなかなか出来ないのは、照れているのでも、バカにしているのでもないと思います。これも、これまで何度か書いていると思いますが、自分をモニタリングする能力が低下しているのではないかと、思います。

 

私たちが子どもの頃は、憧れのプロ野球選手の真似を必死にしたものです。真似をするには、その選手を観察し、特徴を掴み、それを自分でやってみて、自分が出来ているかどうかをモニタリングしなければなりません。必然的に自分の動きを客観的に見る(実際に見ることが出来なくても、意識する)習慣がつくのです。

 

今の子どもたちは、この力が決定的に弱い気がします。具体的にこういう動きをしなさいといっても、ほとんどその動きを再現ができません。

 

野球の練習の前に、物真似大会でもしなければ、いけませんかね。

 

今日のジョグ

今日も立川で講習だったため、早く帰宅。しかし、家人が誰もいなかったため、クロの散歩に行き、帰り際にポツポツきたため、雨が本格化する前に慌ただしい、短めのジョグ。

 4.1km  25分19秒

 

 

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「基本」でいくか、「好きなように」でいくか(続き)。

2015年05月01日 23時29分21秒 | 指導・育成のうんちく

昨日、「身体が出来てくる中学野球、高校野球あたりから、もっと自由で創造性があるプレーをするようにしたらいいと思いますが、甲子園を筆頭に、勝ちを目指す日本の野球界では、そういう文化は根付かないでしょうね。」と書きました。

 

しかし、ちょっと違うか、それとも、やっぱりそうか、と思うようなことを思い出しました。

 

数年前から、時間が合えば、市民球場に夏の高校野球の予選を見に行っています。試合前のキャッチボール、トスバッティングは、時間が決められて整然と行われ、見事です。そして、シートノックの監督のバットコントロールも惚れ惚れします。

 

チームによって微妙に違いもありますが、印象に残っているキャッチボールがあります。普通、右投げだと左足を前に踏み出して投げますが、途中、左足でジャンプしながら右足を前に出してキャッチボールをし始めましたチームがありました。

 

最初、何をしているのだろうと思いましたが、考えるに、たぶんジャンピングスローの練習なのだろうと思い至りました。昨日書いたように、どう考えても普通の動作をしていたら間に合わない場面あります。その時を想定した練習なのだと思います。

 

冒頭の話に戻ると、これって、自由で創造性のあるプレーをしているようで、実は、自由で創造性のあるようなプレーの「基本」を鍛えているのではないかと思います。アメリカの野球選手たちが、自由な動きの中で、自分にとってのもっとも合理的なプレーを見つけていくのに対し、日本では、自由に見えるような動きすらも、「基本」に忠実に練習するんですね。

 

やはり、国民性ってあると思いますし、なかなかそれを変えるのは難しいでしょうね。だとしたら、その国民性を活かしたやり方を考えた方がいいのかもしれませんね。

 

 

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「基本」でいくか、「好きなように」でいくか。

2015年04月30日 23時49分41秒 | 指導・育成のうんちく

日本においては、野球に限らず何事もとかく「基本」に忠実に教えようとします。打つ時はコンパクトにミートを心がけるとか、捕球する時には正面に入るとか。

 

一方で、アメリカでは、細かいことは言わず、とにかく思いきりスイングすることを教えると聞いたことがあります。

 

これについては、納得した覚えがあります。バッティングにおいては、インパクトの瞬間に一番力が入るのが大切なのであって、それさえ出来れば、それまでの過程はどうでもいいと言えるからです。打撃の達人とも言える落合博満氏も同じようなことを言っていました。

 

一方、守備の基本は大切だとずっと思ってきました。

 

ところが、最近、別な視点を考えさせられるニュースを見ました。メジャーに挑戦した日本人プレーヤーの中で、投手はかなり実績を残しています。外野手も、イチロー、田口、青木などが結果を残していますが、内野手は、中島が一度もメジャーに昇格できずに日本に戻ってくるなど、成功が難しい分野となっています。それは、タフなコンタクトプレーもある内野では、スピードが求められるため、日本のように基本に忠実に打球の正面に入っていたりしては、時間が足りないというのです。

 

曲芸プレーのように見える、逆シングルからのグラブトスとか、バックトス、ジャンピングスローなども、彼らにすれば、時間を短縮するための合理的なプレーだということです。

 

そう言われると、確かにそうだなぁ~と思えてきます。

 

しかし、これを学童野球からやっていいかというと、やっぱり違うとも思うんですよね。野生児のような運動神経の持ち主なら、それでもいいと思いますが、最近の子どもたちのように、ボールを触ったこともないような子どもたちに対しては、やはり最初は基本が大事なような気がします。

 

その上で、身体が出来てくる中学野球、高校野球あたりから、もっと自由で創造性があるプレーをするようにしたらいいと思いますが、甲子園を筆頭に、勝ちを目指す日本の野球界では、そういう文化は根付かないでしょうね。

 

甲子園でそんな自由なプレーを魅せる高校が優勝したりしたら、少しは変わってくるのかもしれませんけどね。そうすると、日本野球の緻密さと、創造性が相俟って、もっとレベルがあがるのかもしれませんね。

 

 

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大歓迎!

2015年04月24日 21時47分18秒 | 指導・育成のうんちく

明日は11時から試合のため、練習は10時頃までですが、体験入部のお子さんが兄弟で来てくれるそうです。ほかに、先日体験に来てくれたお子さんにも声をかけているそうです。

 

やはり新学期は、部員勧誘のチャンスですね!

 

まあ、自分の子どももそうでしたが、本人がやる気にならなければ、どれだけ誘っても仕方ありません。また、それぞれのお子さんに合うチーム、合わないチームがあります。

 

散ドラも、たまには厳しいことは言いますが、基本的には、本人の自主性を尊重し、人間性を否定するようなことも言いません。多くの部員を抱え、厳しいことを言い、ふるい落としていくチームが強くなるのかもしれませんが、そうではないチームもあっていいと思います。

 

そんなチームカラーを気に入ってくれて、入団してくれる部員がいると嬉しいですね。

 

高学年は即戦力として期待したいですし、低学年は来年以降のチーム存続のために大歓迎です。

 

いずれにせよ、気軽に見学や体験に来てほしいですね!

 

 

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真似!

2015年04月14日 22時54分24秒 | 指導・育成のうんちく

今までも折に触れて書いていますが、部員はどんどん入れ替わっていきますので、定期的に言っておきたいことです(「真似」)。

 

というのも、先日の日曜日の練習で、ちょっと気づいたことがあったからです。キャッチボールの時に、手投げでコントロールが安定しない時があるルリに、もっと下半身をつかって投げようという話をしていた時にこう言いました。「小学生はまだ筋力がないから無理だけど、プロ野球の投手はもっと足を開いて、右足の膝が黒くなるだろう?」。

 

答はこうです。「そうなの?」。

 

これに対して、「新聞でプロ野球選手の写真とか見ないの?」と言いましたが、考えてみれば、最近、プロ野球選手のそういう写真は私自身もあまり見ていません。見るのはネットの記事などの方が多いですね。

 

かつては、一般的に目にするメディアはテレビと新聞だけであり、新聞のスポーツ欄はほとんどプロ野球で埋め尽くされていました。毎日、投手や打者のベストショットが紙面を飾っていました。それに対して、今はサッカー、ゴルフ、ラグビー、陸上、水泳、フィギュア、ジャンプなど、多くのスポーツが人気を分け合い、プロ野球選手の全身写真が紙面を飾る機会も少なくなりましたね。

 

何が言いたいのかと言うと、新聞などで見る機会は減っているとしても、いいお手本をたくさん見て、真似をしてほしいということです。人間はいいお手本を真似することで、進歩してきました。真似というのは、自分以外の他者の動きを理解し、それを自分自身の動きに置き換えるという、極めて高度な頭と身体の働きを伴います。

 

鶯が泣き声を学んだり、チンパンジーが道具の使い方を学んだりということはありますが、人間のように他者の動きを真似するというスキルはありません。これこそが、人間であることの証明ともいえると思います。散ドラには、お猿さんみたいな部員がたくさんいますが、早く人間になってほしいと思います。

 

「上から投げよう」とか、「下半身から始動しよう」とか、「上からバットを出そう」とか、指導陣からいろいろ言いますが、言った直後でも、出来ていないことが非常に多いです。これは、自分の動きを外から見るような意識がないからです。そして、この意識というかスキルは、真似る能力と大きく関係してくるのです。つまり、真似をしようとすると、否が応でも自分の動きを外から見なければならず、自分を客観的に見る癖が自然につくのです。

 

遊びでも何でもいいですから、いろんな選手の真似をしてほしいですね。

 

素振りも憧れの選手になり切ってやれば、もっと楽しくなると思います。昨日今日と悪天候で、折角父母会長からもらった素振り記録表も宝の持ち腐れになっているかもしれませんが、明日から、今日は中田翔、明日は坂本勇人などと、楽しんで振ってみたらどうでしょうか。

 

きちんと真似することが出来るようになれば、間違いなく上達しますね!

 

 

 

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右ひざではなく、股関節!

2015年03月01日 21時16分13秒 | 指導・育成のうんちく

もう10日ほど前の話ですが、桑田真澄と大谷翔平のインタビューをやっていました。身長は大谷の方がはるかに高いのに、顔は大谷の方が全然小さくて、現代っ子だなぁと思いましたが、本題はそんなことではありません。

 

桑田さんが「高めの球はすごく伸びているけど、低めはそれほどではない。それは右ひざを曲げすぎているからではないか。投手はひざに体重をかけたがるけど、実は良い投手は股関節に体重をかけて、体重移動をしている」と言っていました。

 

そして、比較のVTRを見ると、確かに大谷投手の右ひざは他の投手に比べ、下に沈んでおり、力が下に逃げているように見えました。それに対して、他の投手は股関節でしっかりアーチを作るようにして、上体の力をキープしつつ、体重移動をしているように見えました。

 

しかし、それであれだけの球を投げるのですから、大谷翔平の潜在能力のすごさを際立たせるだけになってしまいますね。桑田さんが言うような投げ方が出来たら、大谷翔平はどんな球を投げるんでしょうか。本当に末恐ろしい選手です。

 

しかし、股関節って本当に大事ですね。歩く、走る、飛ぶ、投げる、振る、姿勢を保つなど、野球に限らず、あらゆるスポーツの動作の肝になるのが、股関節です。そして、今どきの子どもの股関節の硬いこと硬いこと(いや散ドラ部員だけかもしれませんが…)。

 

部員たちに、股関節なんて見えないものを言っても、なかなか理解できないでしょうが、目に見える技術的なこと以前に、股関節や体幹など、根本的なことから鍛え直すことが必要な気がします。

 

 

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出来ることしか出来ない!

2015年02月09日 23時43分50秒 | 指導・育成のうんちく

私の座右の銘というほどのものではありませんが、普段仕事などで心にとめていることです。

 

人間、出来ることは出来、出来ないことは出来ません。当り前のことです。開き直りのように聞こえるかもしれませんが、開き直りでも、悲観しているわけでもありません。逆に言えば、出来ることには全力を尽くすということです

 

しかし、この当たり前のことを忘れ、出来ないことをやろうとしたりすると、ストレスになったり、スランプになったりするのだと思います。しかし、自分が出来ることに集中し、出来ることには全力を尽くすことも、簡単なようで簡単ではないのでしょう

 

そして、これは仕事だけではなく、スポーツだって同じだと思います。

 

例えば、イチローのようになりたいと思っても誰もがイチローのようになれるわけではありません。これは誰でも分かります。でも、イチローと同じくらい練習をするのは出来ると思ってしまいそうです。しかし、練習をするのだって、立派な才能です。イチローのように小学生の頃から、毎日バッティングセンターに通って、何百球も打ちこみをするなんて、ちょっと出来るものではありません

 

でも、毎日100回素振りをするとか、毎日ボールを触り壁あてをするとか、くらいは誰でも出来そうです。しかし、自分に出来ることをしっかりやっている部員がどれだけいるでしょうか。こうした出来ることをしっかりやり切ることが出来れば、イチローにはなれなくても、自分の持っている力はしっかり出せる選手になると思います。人間出来ることしか出来ませんから、それが一番大事なことです。

 

出来ることをしっかり出来る選手になろう!がんばれ、散田ドラゴンズ!

 

 

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めでたい! この勢いで、駅伝もがんばるぞぉ~!

2015年01月17日 19時59分40秒 | 指導・育成のうんちく

掲示板で、Sコーチが今日のセガサミー野球教室の様子を書いてくれています。100名くらいが参加し、投手・捕手・野手に分かれて行われた野球教室の閉会式で、各組一人ずつ表彰されたそうですが、何と、投手の組でシンペイが、捕手の組でコウタが表彰されたそうです。

 

近年低迷が続く散田ドラゴンズが表彰されるなんて、2009(平成21)年度の研修連盟主催駅伝大会の6位入賞以来ではないでしょうか!めでたいです!

 

この調子で、明日の駅伝大会もいい成績をあげたいですね。入賞はちょっと難しいと思いますが、去年よりはいい成績が期待できますし、それぞれが自己ベストを目指そう!

 

第1走者タイヘイは、各チームのスピードランナーとの勝負になりますが、チームに勢いをつける走りをしよう。

 

第2走者ケンタロウは、高学年に一泡吹かせるような走りをしよう!

 

第3走者キラは、出足は飛ばし過ぎず、水道管を折り返したら、ペースをあげよう!

 

第4走者ミサキは、しっかり自己ベストを出して、追い上げていこう!

 

第5走者ルリも、諦めずにロードレースのような走りをして順位をあげよう!

 

第6走者ケンタは、粘って粘ってシンペイにつなげよう!

 

第7走者シンペイは、今日の勢いで自己ベストを大幅更新だ(体がぶれないように意識しよう)!

 

アンカー・マサキは、去年の本番のように、主将としてここ一番の本気の走りを見せよう!

 

ということで、明日の駅伝はしっかりがんばろう!

 

あと、コーチング教室の内容も書いてくれていますが、同感することばかりですが、特に②③④⑥などは同感です。普段言っていることも間違いないようですから、これからも地道にやっていきたいですね!

 

 

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野球で必要な力は、野球で鍛える!

2015年01月08日 21時33分46秒 | 指導・育成のうんちく

新しい年を迎えましたが、昨年一年を振り返ると、守備のミスもさることながら、まあ打てませんでした。攻撃時のスコアブックのきれいなこと、きれいなこと!

 

守備もまだまだですが、練習すればそれなりに上達するのが、守備です。そして、キャッチボール、トスバッティングやフリーバッティングの守備、ノックなど守備練習の機会はそれなりにあります。それに対してバッティングは、トスバッティング、フリーバッティングで、どれだけスイングしているでしょうか。50スイングもしていないのではないでしょうか。では、家で素振りをしているかというと、どうもそうは思えません。

 

変化球がない学童野球では、単純に言えば、タイミングをとって強くボールを引っぱたくだけです。難しい技は要りません。強豪チームの打者は、まさにそんな感じで振ってきます。散ドラ諸君は、このタイミングをとって強く振ることが出来ません。はっきり言って、練習不足だからです

 

かつての強打者である落合博満さんは、「野球で必要な力は、野球でしか身に付かない」が信条でした。ですので、その体型はウェイトトレーニングをしたマッチョな感じではなく、どちらかと言えばぽっちゃりして、鈍そうな感じに見えたものです。しかし、繊細なバッティング技術は衰えることなく、44歳まで現役でプレーをしました。練習不足は問題外ですが、練習もむやみにやればいいということではなく、しっかり野球をすることで力をつけることが大事だということです。

 

これについては、自分自身でものすごく共感する部分です。私自身が野球を始めたのは、中学生からです。小学生の頃は、少年野球チームがなく、大会の時に一時的にチームを結成するソフトボールチームしかなかったからです。そして、中学で野球を始めたものの、やせていたためパワー不足でミートをしても打球はライトにしか飛ばず、なかなかヒットが出なかったものです。そして、高校進学後、硬式野球部に入部をしたものの、硬い球にまったく歯が立たず、一学期で諦めたという経緯があります。

 

これに対して、倅は私とほぼ同じようなサイズで、中学生の時も、高校生の今も、やせ型ですが、私の中学時代よりは、はるかに打っていましたし、高校時代も私が歯が立たなかった硬球を打ち返していました。これは、やはり小学校時代から、野球をして、野球で必要な身体を鍛えていたからだと思います(単に野球をやっていたということであって、決して十分にということではありませんが)。

 

ということで、散ドラの練習だけでは絶対に足りませんから、しっかり素振りはしてほしいですね。少なくとも、スイングをして、フラフラしたり、ぐらつくようでは、とても強い打球は打てません。しっかり振ってください。

 

そして、もう一つお願いしたいのは、大きく構えて、大きくスイングをするということ。脇をあけたり、ドアスイングになってはいけませんが、要するに、小さくまとまるな!ということです。これも落合さんが言っていた、身体が小さい選手も、トップ(バットを引いて振り出す直前の位置)は大きくすべきということに大いに共感したものです。私は中学時代、小柄でやせていたため、コンパクトなスイングを心掛け、腕をたたんだ小さな構えをしていました。しかし、今から考えれば、いくらミートをしても打球がライトにしか飛ばなかったのは、この小さな構えにもあったのだと思います。身体が小さくても、大きく構える、大きく構えてしっかり振るためにも、しっかり素振りをする

 

これしかありません。打ちたかった練習すべし! 

 

 

 

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