甲子園が閉幕しました。去年は東京代表の日大三高が勝ち進んでいたことから、結構見ていましたが、今年はオリンピックがあったこともあって、あまり高校野球を見られませんでした。
前半は、桐光学園の2年生エース松井投手が奪三振記録で甲子園を沸かせました。しかし、たまたまニュースで、松井投手の映像のあと、巨人の杉内投手のVTRに切り替わったら、その差は歴然でした。松井投手が類稀な才能があるのは分かりますが、だからといって、今のままでプロで通用するわけではないということがよく分かりました。
そして、甲子園の結果は、大阪桐蔭の春夏連覇で終わりました。とはいえ、選抜の時には、大阪桐蔭の試合は観ておらず、浪速のダルビッシュこと藤浪晋太郎投手のことは知りませんでした。今年も1試合しか見られませんでしたが、上背といい、140km台後半から150km台を投げる様は、まさにダルビッシュ、というより、高校時代のダルより上ではないかという印象でした。甲子園には出られませんでしたが、花巻東の大谷ともども楽しみですね!
そして、もっと観ていないプロ野球では、何と8月だというのに、巨人にマジック30が点灯しました。春先はモタモタしていましたし、主砲小笠原の不振や、原監督の騒動もありましたが、杉内・ホールトンといったパシフィック・リーグのエース級2人の補強に加え、セントラルの主砲ともいえる村田の補強という巨大戦力ですから、驚くにはあたりません。加えて、育成出身の山口が絶対的な中継ぎとして君臨し、課題であった抑えにも西村が収まり、不振だったやはり育成出身の松本や故障がちだった高橋由も復調ということで、死角なしといった感じです。
勝負の世界ですから、勝ったものが強いということは言うまでもありませんが、何か釈然としないのも事実です。もっと、他チームにもがんばってほしいものです。