相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

鎌倉「川喜多映画記念館」の庭園とあじさい!!

2019-06-12 10:01:10 | 博物館・科学館・史料館
鎌倉市雪ノ下に長い板塀が目を惹く大豪邸「川喜多長政・かしこ夫妻」の旧邸宅に鎌倉市が映画文化の発展を期して2010年に開館した「川喜多映画記念館」はある。建物は平屋建ての和風建築で数奇屋造りを表現し、板塀もかつての面影をそのまま復元した。記念館前の庭園内にはゆったりとした「遊歩道」が設けられ古都鎌倉の環境に見事に溶け込み調和している。その庭園は今、色とりどりの「あじさい」で彩られいかにも古都鎌倉らしい雰囲気を醸し出している。博物館としては映画資料の展示、閲覧、映画上映はもちろん、講演、講座を行っている。かつて旧川喜多宅は映画人交流の場でありアラン・ドロンやミレーユ・ダルク、田中絹代、今日出海、笠智衆など多くの人が訪れている。(1906)










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唯一の戦争資料館「遊就館」

2019-03-27 08:40:33 | 博物館・科学館・史料館
東京の桜の標本木、参集殿の奥にイタリア古城式の建物「遊就館」がある。靖国神社に静まる英霊の遺書や遺品をはじめ、その「みこころ」や「ご事蹟」を今に伝える貴重な史資料が展示されている。この「遊就館」は明治15年、掲額及び武器陳列所として開館し、絵画収や美術品、武具甲冑、武器類など10万点が収蔵されている。館名の「遊就」は中国の古典「苟子」勧学篇「君子は居るに必ず故郷を擇び遊ぶに必ず士に就」の「遊」と「就」を撰んだ。1階玄関ホールには第32軍直轄の最大長射程火砲部隊として沖縄戦を2ヶ月以上にわたり戦った独立重砲兵第100大隊所属の「八九式十五糎加農砲、同じく沖縄戦を戦い連合軍総指揮官サイモン・B・バックナー・ジュニア中将を戦死させるなど大戦果を挙げた野戦重砲兵第1連隊所属の「九六式十五糎榴弾砲」、「零式艦上戦闘機五二型」(復元機)、大戦中に泰緬鉄道において鉄道連隊将兵の手によって運用されていた「C56 31号蒸気機関車」が展示されている。一つ一つの展示品に先人の願いや「安らかな国づくり」のために尊い命を捧げられた英霊の「みこころ」が込められている。(1903)






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「小原の郷」の紅葉と中央自動車道のコラボ美!!

2018-11-12 09:53:52 | 博物館・科学館・史料館
緑区小原に神奈川県下に26軒あった本陣で現存する唯一の「小原宿本陣」(約200年前に建造)の傍に小原地区の優れた自然環境の紹介や小原宿本陣に保管されていた古文書や資料、周辺地域の貴重な出土品等文化財を活用しの展示などを行っている「郷土資料館」兼「観光拠点」の「小原の郷」はある。地域の人々の交流にも力を入れて活性化を図るとともに新鮮な地野菜や特産物の並ぶ朝市、可憐な花の美しい花市、フリーマーケットなどが催され市民の交流、憩いの場として2004年(平成16年)作られた。外観は黒褐色の重厚感ある「小原の郷」建物の裏にある庭には落葉樹、楓の紅葉が始まっており、左手に走る赤い「中央自動車道」とのコラボレーション。(1811)










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相模川の生態が分かる「相模川ふれあい科学館」

2018-09-05 11:19:54 | 博物館・科学館・史料館
5月鯉のぼり大会が行われる相模原市中央区水郷田名に相模川の自然に親しみ、守り育てる心をはぐくむ施設として、市民が集い、学び、遊びを通して相模川とのれあいを深めることを目的として昭和62年(1987)作られた「相模川ふれあい科学館・アクアリウムさがみはら」はある。人と川との繋がりや環境保護、人々の交流を促進の機能を付加し「相模川に集い、親しみ、楽しく学ぶ交流拠点」をコンセプトに平成26年(2014年)にリニューアルオープした。約110種類8,000匹の水棲生物を展示、人と川とのつながりや環境保護、交流促進を目的とした施設に生まれ変わった。館内は「流れのアクアリウム」、「湧水と小川のアクアリウム」、「タッチング水槽」、「両生類水槽」、「タナゴ水槽」、「回遊魚水槽」、「相模湾水槽」のゾーンに分かれている。アクリル板一枚隔てた水槽内の魚たちは流動的な泳ぎをし中々の迫力である。当館の外回りは川をイメージした水と池となっている。この美しさから当館は「かながわの博物館50選」、「かながわの建築物100選」に選ばれている。(1808)










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特別展 快慶 ~日本人を魅了した仏のかたち~を見て!!

2017-05-02 16:20:22 | 博物館・科学館・史料館
奈良市登大路町に日本の仏教美術を中心とした文化財を展示している「奈良国立博物館」がある。今回の奈良・京都の旅の目的の一つ4月8日より開催の日本を代表する仏師「快慶」の作品が一堂に会する奈良に快慶の仏が集結、初の単独展となる「特別展『快慶 日本人を魅了した仏のかたち』」を見ることであった。今回の「快慶展」の展示では国宝7件、や重要文化財級50件、他31件、合計88件が会場にずらりと並ぶ快慶の作品がオンパレードである。奈良の仏像は勿論のこと、広島や三重など各地方の仏像、海外からアメリカ(ボストン美術館・キンベル美術館)からもはるばるこのために輸送されたきた。一作品々どれも素晴らしく魅力尽きない像の前で立ち止まり動けなくなるほど快慶の世界に引きずり込まれてしまう凄さである。「快慶」は我国を代表する仏師の一人であり、鎌倉彫刻様式の完成に重要な役割を果たした人物として「運慶」と並び称されている。快慶には確証ある遺品が際立って多く鎌倉時代初頭の造像界の動向を具体的に知るうえで不可欠な存在の仏師である。この「特別展」、限られた時間だけでは「仏教美術史上に残した偉大な足跡」だとか、「多彩な快慶作品の魅力」、仏の規範とされつづける「快慶芸術の本質」は見極められないかもしれない。(1704)












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