仙台市都心部の西部、広瀬川の左岸沿いにかつては「仙台藩家臣邸宅」があったとろで市内でも最も歴史長い、仙台市の都市公園「西公園」はある。明治8年に開園した市内で最も古い公園で当時は「桜ヶ岡公園」が正式名称であったが町の西側にあることから「西公園」と呼ばれるようになった。園の広さは10.8haもあり、SL広場、キリシタン殉教碑、こけし塔、彫像、池、運動広場、遊具などが設営されている。「SL広場」には「蒸気機関車=C60形式1号機」の真っ黒の風格漂う車体を見ることができる。機関士同士ではC60(ろぐまる)と呼んでいた。この車両は昭和43年の引退まで東北本線や奥羽本線などで活躍していた車両で、C60形として国内に唯一現存するものである。やはり昔の蒸気機関車はその凄さもさることながらどこか懐かしさ郷愁を覚えるものである。(1706)






