「竿燈おどり」の次は、地元仙台が登場した。伊達政宗公の時代から続く「日本一の七夕まつり」と「すずめ踊り」である。仙台の街全体を美しく彩る3000本の七夕飾りには全国から毎年200万人以上の観光客が訪れる。本番の開催は毎年8月6日~8日。昨年は3日間で約228万人の来場を記録した最大のおまつりである。七夕飾りは別会場の「ぶらんどーむ一番町商店街」の「藤崎前」から「仙台フォーラム」までのアーケードに5本ワンセットの笹飾りが15竿、パレードコース上に3竿、メイン会場に1竿、計19竿が飾り付れられ、8月に開催される「仙台七夕まつり」の本番さながらの笹飾りで彩られている。パレードでは慶長8年(1603)、仙台城移徒式の後の宴席で、泉州・堺出身の石工(石垣造り職人)が、藩祖伊達政宗公の御前で即興で披露した踊りがはじまりとされる「すずめ踊り」が踊り手・囃子方・山鉾・伊達武将隊ら総勢350名によって構成される大演舞が目の前を通り過ぎていく。踊り自体は「「はねっこ踊り」と呼ばれ中腰でやや前かがみの姿勢、手には扇子を持ち体の前で大きく開いたり閉じたり左右に振ったりします。足は左右に「ぴょんぴょん」跳ねながら体の前に蹴り出す動きは軽妙でリズミカルでまさしく「すずめ」のようである。(1706)










