川崎市多摩区枡形、東生田、長尾、および宮前区初山に首都圏を代表する緑豊かな自然環境を有する都市公園(総合公園)の「生田緑地」はある。生田緑地内正門そばに日本の古民家を中心とした野外博物館の「川崎市立日本民家園」がある。川崎市内や東日本一帯で伝承されてきた茅葺屋根の「民家」20棟や「水車小屋」などの建物保存と伝承、活用を目的に1967年(昭和42年)に開園とある。国指定の重要文化財は7件(9棟)、重要有形民俗文化財が1件(舞台)である。入場するとまず川崎市中原区小杉陣屋町にあったもの「原家住宅」である。木造建築技術が高度に磨かれた明治時代の豪壮な民家で2階建、入母屋造、棧瓦葺である。次に島市松川町本町より移築の「鈴木家住宅」。かつて奥州街道の宿駅、八丁目宿の旅籠であった。建築年代は19世紀初期である。次に長野県南佐久郡八千穂村(現・佐久穂町)から移築した「佐々木家住宅」。18世紀前期の築造で名主の家(兜造り)となっている。次に富山県東砺波郡上平村(現・南砺市)から移築された合掌造りの民家「江向家住宅」。17世紀後期から18世紀前期の築造とある。往時の生活の香りが漂ってきそうである。(1706)
町田市で最も大きい公園「薬師池公園 四季彩の杜 」では今日6月10日(土)から7月9日(日)「しょうぶ&あじさいまつり 2017」が開催初日を迎えた。見頃を迎えた「あじさい」と「しょうぶ」二つの花を一緒に見られ今、園内は最も美しく華やいでいる。ハス田の左側にさほど広くないが「アジサイ園」と「菖蒲田」、そして散策路に「カシワバ」「アナベル」、「梅花甘茶」、「うずあじさい」、「黒姫」、「乙姫」、「ブルーダイヤモンド」、「黒軸アジサイ」、「墨田の花火」、「ブルースカイ」、「アルボレスケンス・グランデフローラ」など約1000株が梅雨を華やかに彩られあじさい・しょうぶ一色となっている。(1706)