川崎市多摩区枡形、東生田、長尾、及び宮前区初山に川崎市内最大の都市公園(=総合公園)「生田緑地」がある。多摩丘陵が多摩川に接する東端の一角に位置し現在は計画面積 は179.3haという広大さである。生田緑地は昭和16年(1941)に都市計画決定された都市計画緑地で首都圏を代表する緑豊かな自然環境を有し、クヌギ・コナラを中心とした雑木林や、谷戸部の湿地、湧水等の貴重な自然資源が残されており、かつての里山環境や、周辺の農地、樹林等と一体となった美しい風景を満喫できる。中央地区にはゲンジボタルやホトケドジョウ等貴重な生物が生息している。春には枡形山のサクラ、初夏にはハナショウブ、秋には美しい紅葉等、四季折々の自然を感じることができます。その自然を背景に、岡本太郎美術館、日本民家園、伝統工芸館、かわさき宙と緑の科学館、藤子・F・不二雄ミュージアム、春と秋に開苑するばら苑等バラエティーに富んだ施設がある。生田緑地の入口そばにさほど広くはないが二面の「しょうぶ園」があり今、紫や白、黄色にピンクのショウブ2800株が優美な花姿を披露中である。全体的には6分咲きくらいではあるが、膨らみかけた蕾もありこれから満開を迎える今頃が錦絵を見ているようでもっとも美しい。ファインダーを覗くたびに撮影心をくすぐられる。(1706)
相模原麻溝公園内「芝生の広場」前のアジサイが咲き誇る「東屋」の前に動物好きな子供たちに大人気のミニ動物園「ふれあい動物広場」はある。「ポニー乗馬場」、「搾乳コーナー」、リスザルにアライグマなどに会える「展示コーナー」、ウサギ・モルモット・ヤギ・ヒツジなどとふれあえる「ふれあいコーナー」、その他「バードゲージ」の中に入るとクジャクバト・ウズラ・オシドリなど珍しい鳥を間近で見られファミリーで楽しめる。子供は本当に動物が好きなことがよくわかる。大人も動物の愛らしい姿には心が和むもの。名の通り身近な小動物との「ふれあい」をコンセプトにしたこの施設は動物好きな子どもたちには魅力的な場所のようで目を輝かせているのが印象的である。(1706)