相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

「天照山光明寺」 観蓮会を前に主役たちを試撮!!

2017-06-28 17:29:57 | 寺院
鎌倉時代、寛元元年(1243)に創建された浄土宗関東大本山、鎌倉四大寺の一つとされる「天照山光明寺」。歴史や文化財という視点からもとしても本堂をはじめとする諸堂宇は見応がある。建物以外に境内を彩る四季の花々、中でも「記主庭園」の池に植えられているハスである。当寺の院号は「蓮華院」とハスに関係がある。境内の池には大賀ハス「古代ハス」、きんずいれん(紅蓮)、ソクヒレン(即非蓮)、オウレン(黄蓮)、ショウニンハス(聖人蓮)などの300株が植えられており開花した時の美しさは一言では言い表せない。神秘的、満ち満ちた気品ある花とでも。蓮は仏の智慧や慈悲の象徴とされている。如来像の台座には蓮華がかたどられ「蓮華座」といわれる。極楽浄土に往生し蓮の花の上に生まれ変わって身を託すという思想から「一蓮托生」の語源ともなっている。このハスを主役とした「2017 観蓮会」が7/22と7/23の2日間催される。まだ蕾の段階であるが大きく膨らみ今にも花開きそうである。当日は本堂の左回廊から開山堂へと繋がる廊下からの観蓮となる。抹茶や御茶菓子がふるまわれ、蓮の葉に日本酒を注ぎ茎の切り口から飲む「象鼻杯」も行われる。記主庭園の「大聖閣」では抹茶席が設けられ二階の阿弥陀三尊像も拝観も可能とのこと。また翌2日目の夕刻からはハスの花咲く記主庭園で演奏会や朗読会を楽しむ「浄土蓮想」が催され、夕暮れ頃には参道の提灯に明かりが灯されて「献燈会法要」が執り行われる。当寺は「かながわの花の名所100選」に選ばれたハスの花の名所である。(1706)






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唯一の新田義貞所縁の寺「内裏山九品寺」

2017-06-28 11:14:18 | 寺院
鎌倉市材木座に唯一の新田義貞ゆかりの浄土宗の寺院「内裏山九品寺」がある。創建は建武3年(1336)。新田義貞が元弘3年(1333)の鎌倉攻めで北条方の戦死者を弔うため本陣跡地に建てたのが「九品寺」である。本尊は南北朝時代作の阿弥陀如来である。九品とは九種類(上品、中品、下品のそれぞれ上生、中生、下生の九品をいう)の往生の有様をいう。「山門」の「内裏山」、「本堂」の「九品寺」は新田義貞自筆を掲額である。静寂な境内に正面にに「本堂」がある。こじんまりとした境内の一角に松の木、鹿おどしの小庭園、境内左手には梅雨期の主役「あじさい」が寺域を彩っている。当寺は鎌倉観音霊場第十六番札所である。(1706)








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