市民のオアシス「県立相模原公園」のインフォメーション横に秋深まるこの季節に何とも優しいピンク色の美しい「皇帝ダリア」が数輪咲き始めている。秋の青空に向かって大輪の花を咲かす姿から「皇帝」と名付けられた。秋の終わりから冬にかけ咲きその美しさを鑑賞できる。学名のインペリアル(帝国、皇帝)からきている。皇帝ダリアはメキシコ原産・ダリア属の多年生植物でダリアの花の中でも大きく育ち花丈は3~5mにもなる。その花言葉は「乙女の真心」、「乙女の純潔」である。花名からも花姿からも高貴なイメージの「皇帝ダリア」の美しさを堪能したい。(1711)
東京都調布市に武蔵野の面影が残る広さ46万平方メートル余りの広大な公園で、都立として唯一の植物公園「神代植物公園」はある。もと苗圃で戦後、神代緑地として公開後、昭和36年に「神代植物公園」と改称。また昭和60年に開園した回遊式「水生植物園」にはアシ、オギ、マコモ、アヤメなど多くの種類の水辺の植物が観賞できる。その他「大温室」、「噴水広場」、「植物会館」、「芝生広場」、「ドッグラン」などがある。園内には約4,500種類、10万株の植物が植えられ梅や桜の名所でもある。「バラ園」は274品種、5,100株を擁し春と秋にバラフェスタが開催される。当園のシンボルのひとつ「つつじ園」も見逃せない。他にダリア園、ぼたん・シャクナゲ園、アジサイ園、ハギ園、モミジ園、椿・サザンカ園、サルスベリ園、梅園が巧みに配置されている。折しも「せせらぎの小路」池辺ではメタセコイア、ラクウショウがオレンジ色に紅葉し秋景色を創り出していた。園全体をそして周りを包み囲むかのように武蔵野の雑木林「自然林」が広がっていてオアシスのようである。(1711)