相模原市麻溝台に明治30年(1987)開山で百年の歴史を有する日蓮宗の寺院「源吾山顕正寺」では今日(11/18)「お会式」が始まった。開祖・日蓮上人の命日が大陰暦の10月13日、太陽暦の11月21日であることからその前後に同宗派寺院で行われる大法会である。この一大行事「お会式」、本堂前には二つの万灯、その右横に纏一式が飾りつけされている。本堂右前の「敬信殿」も同じ飾付がなされている。生憎の曇り、時折降る小雨の中、1時から法話、2時からの読経後、大纏を高らかに振り乱す儀式、蝋燭を腕に乗せて魔を払う「手蝋祈願会」が行われる。境内には多くの赤い提灯が取り付けられ、「山門」から「本堂」へ向かう参道には露店がずらりと並び、美味しい匂いが立ち込めている。この「御会式」は地元ではお祭りとして親しまれており今夜9時まで厳かにそして賑やかに続けられる。(1711)
熊本県人吉市麓町=人吉城(繊月城)の御館跡に「相良神社」と「相良護国神社」は鎮座する。創建は明治13年(1880)。相良家初代から36代までの歴代当主が御祭神として祀られている。御祭神の「相良氏」は平安時代末期から明治までの700年間、延々と続いてきた家系である。一方「相良護国神社」は創建は明治13年(1880)で人吉・球磨地域の国事殉難の英霊4748柱を合祀している。境内、参道は相良護国神社と共用している。「鳥居」を抜けると長い参道のその正面奥に「相良神社」と「相良護国神社」の「拝殿・本殿」が並び建てられている。境内には「神苑」、「力石」と「林正盛頌徳碑」がある。(1711)