府中市本町に真言宗の名刹「本覚山妙光院真如寺」はある。創建は貞観元年(859)。本尊は延命地蔵菩薩像。京都の「仁和寺」門末で江戸時代には28の末寺を擁する真言宗道場であった。八王子城主「北条氏照」から送られた礼状、徳川家=家康や家光=から賜った寺宝、江戸幕府より寺領15石の御朱印状拝領など時の有力者の信仰篤き寺であった。大国魂神社前の通りを東京競馬場方向に下った左側に位置し「寺号標」、朱色の「仁王門」を抜けるとその正面に「本堂」がある。また北側には境外仏堂の「金比羅堂」がある。当寺は「多摩八十八ヶ所霊場23番札所」である。(1712)







