相模原麻溝公園「花の谷」にこの時季珍しい「ニホンズイセン」(日本水仙)の花が咲いている。「ふさざきすいせん」とも言われ「ひがんばな科すいせん科」に属する。原産地は「地中海沿岸」で日本へは中国から伝来した。ニホンズイセンの葉は晩秋に伸びだし粉白を帯びた緑色で、葉の中心から高さ20~40cmの花茎をのばし芳香のある花を5~7個横向きにつける。花径3~4cm、花被片はクリーム色を帯びた白色の花びらの中央に黄色の副花冠がある何とも可愛らしい花である。スイセンの花言葉は「秘めたる想い」である。(1712)
相模原麻溝公園の「花の谷」に10本ほどある「ロウバイ」(素心蝋梅)が琥珀色の花びらを数輪ずつ広げ始めた。花の周りはかすかなフルーティな甘い香りが漂っている。このロウバイは真冬に咲くことから「ウィンター・スウィート」とも呼ばれる。花弁に近寄ってみると本当に蝋細工のように光沢を帯び琥珀色でキラキラと輝いている。名に梅がついているが梅ではなくロウバイ科の落葉低木で「淡い黄色」と「濃い黄色」の二種類あり、花姿は同じで花の中心部は暗紫色でその周囲が黄色と清楚で美しい。花の少ないこの季節(蝋月=12月)に先がけて咲く「ロウバイ」これから開花が進み見ごろを迎える。(1712)