座間市入谷に座間に残された里山の風情が生かされた自然と触れ合える公園「座間のオアシス」ともいうべき「座間谷戸山公園」はある。面積32.1haの園内には「サンクチュアリ」、「水鳥の池」、「シラカシ観察林」、「昆虫の森」、「スギ・ヒノキ観察林」、「湧き水の谷」、「クヌギ・コナラ観察林」、「伝説の丘」、「星の谷街道・巡礼街道」、「炭焼き小屋」が配置されている。遊歩道と木の上では1羽の鳩、「水鳥の池」ではちょうど1羽の「コサギ(小鷺)」、全長60センチくらいで全身の羽毛が真白色で頭に2本の長い冠羽がある。そして頭が緑や黄色の「鴨」が20羽近くが池から出て草むらで休息、しばらくすると半分凍った池で泳ぎながら羽ばたき水中に頭を突っ込み餌を啄んでいた。池面に投影された緑の木々、コサギ、カモという狙い通りの幻想的な一枚となった。(1712)
南区南台に江戸時代後期に農村復興政策の指導者「二宮尊徳」を祀る「二宮神社」はある。昭和22年に小田原「報徳二宮神社」より分霊を受けて創建。戦後混乱期、祭りや会合を行える神社をの地元の強い要望で建立された。小田急相模原駅から県道町田厚木線を北へ数百m左側に鎮座する。「一の鳥居」と「二の鳥居」があり、左に手水舎と「二宮尊徳像」、正面に「社殿」、すぐ隣に社務所、右に「神輿庫」がある。伝えによると参道の敷石は旧日本軍電信第一連隊の基地内にあった「電信神社」お宮が取り壊される際社殿の基礎に使われていた石であるという。既に新年の飾りつけ、初詣用のテントも3張り設営されていて準備万端であった。(1712)