相模原市の市花である「アジサイ」の名所と言えばここ「相模原麻溝公園」と橋本の「相模原北公園」である。ここ「相模原麻溝公園」内には「管理事務所ゾーン」、「花の谷ゾーン」、「樹林広場ゾーン」、「芝生広場ゾーン」、「フィールドアスレチックゾーン」に200種、7400株の「アジサイ」が植栽されている。間もなく関東地方も梅雨入りが発表されるといよいよ梅雨期の代表花「アジサイ」の出番となって種別の花姿と花色で華やぎだし美しく輝く季節を迎える。「アジサイ」は日本原産の花で今では世界中に200種類もある。代表的な「アジサイ」は日本に自生の紫陽花の原種「ガクアジサイ」、日本で誕生した「ホンアジサイ」、日本で生まれた紫陽花を西洋で品種改良した「西洋アジサイ」、日本の山地に自生の「ヤマアジサイ」である。「樹林広場ゾーン」と「芝生広場ゾーン」、「アスレチックゾーン」で咲き始め開花総数も徐々に増えてきた。「あじさい」はその花姿、花色から「四葩」、「四片」、「八仙花」、「七変化」とも呼ばれ、古来より「厄除けの花」と言われている。また七色に変化することから「七難即滅」、「七福即生」の花でもある。まだ一割も咲いていないが当園は今、美しい「アジサイワールド」の完成に向けて加速している。(2205)
小田急相模原駅南側の小松原交差点を起点に南北1.6kmに渡って相模が丘の住宅地を縫うように走っており「さくらの名所」として知られる「相模が丘仲よし小道」はある。2月~5月上旬にかけて64品種の桜が順次に開花することから「さくら百華の道」と呼ばれている。桜以外にも様々な花木が植えられ一年を通じて楽しめるユニバーサル・デザイン設計の遊歩道となっている。桜からバトンを受け今、小道の到る所に青、赤、ピンク、白、紫と色とりどり「アジサイ」の開花が始まっている。本数は数えられないくらい植栽されているが少なく見て1000本弱はありそうである。全体的に青のアジサイが多いのは恐らく酸性土壌なのだろう。アジサイは「七変化」の花といわれるように花言葉は「移り気」であるが、ここ仲良し小道もアジサイ一色となる瞬間が近づいている。(2205)
座間市栗原に「座間の水源地」、「座間八景」の一つでありオアシス的存在となっている「芹沢公園」はある。相模野の台地の多くの樹々と平坦な低地部分からなり古くから水源滋養林として自然環境が保全されてきた。広大な園内には芝生広場や小川や樹林があり四季折々の花で彩られる。今、当園の主役は何といっても園内南西側にある「湿性植物コーナー」に植栽されている梅雨季の代表花「アジサイ」と「ハナショウブ」である。アジサイは「山アジサイ」、「ガクアジサイ」、「カシワバアジサイ」など約10種200株が植栽されており例年通りの開花へ向け生長中で、中に数輪ほど開花し始めている。当園の特徴はピンクや赤のアジサイが多く他にはない華やかさがある。またアジサイ路の間にある「ショウブ田」では10種類300株の「ハナショウブ」が植栽されているがまだ剣状の葉に間に蕾を膨らませている段階である。あと一週間もすればが「アジサイ」と「ショウブ」の共演を見ることができそうである。(2205)