お正月のスポーツと言えば東学連加盟大学のうち、前年大会でシード権を獲得した10校と予選会を通過した10校、および関東学生連合チームを加えた合計21チームが出場し、東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区(107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競う学生長距離界最大の「箱根駅伝競走」である。駅伝が誕生したのは今から100年も前の大正9年(1920)である。その「第99回 箱根駅伝」が今朝午前8:00に往路1区スタートの号砲がここ大手町で鳴り響いた。いよいよ明日の復路まで優勝を懸けた激闘が始まった。一区からなんと「学生連合」が一時400m以上引き離し独走状態であったが、実力のある駒沢が首位でタスキを渡す ついで青山、中央大学が続いた。今年は何といっても「駒大」が箱根を制して駅伝3冠を達成するのか、はたまたどこが駒大の進撃を止めるのかが見どころ。4区中盤まで予想通りの展開となってきた。(2301)
相模原市麻溝台に「健康増進」「創造活動」「ふれあい」の3つのコンセプトをもとに、子どもからお年寄りまで幅広い年代が運動、文化、レクリエーション活動など多彩な目的に利用できる施設「相模原市健康文化センター」はある。温泉がある方の外裏庭に今、ヤナギ科・イイギリ属の「クロガネモチ」がもう落葉してしまって赤い実だけの一寸異様な樹形となっている。クロガネモチはモチノキ科モチノキ属の常緑中高木。別名「フクラシバ」、「フクラモチ」とも呼ばれる。果実は5mmの球形。枝先にまとまって垂れさがります。秋になると赤く熟し、落葉後もしばらく枝に残る。葉は小さな葉が集まった羽根状である。小葉は細長い楕円形で先端が尖りふちには浅く鋭いギザギザがある。(2212)
町田市矢部に多摩丘陵地帯の南端に最も規模の整った「箭幹八幡宮」は鎮座している。全国の八幡さまの総本宮である九州の「宇佐神宮」の御霊を616年勅命により勧請した。当宮由来記によれば今から約1300年前、第34代推古天皇が病気になり、全国の主だった神社に病気平癒の祈願を依頼され。その後ご病気が全快の折、当神社も多額の修復費を頂いたと記されている。永らく小田原の北条氏の配下であった「小山田氏一族」の氏神として、その勢力の及ぶ地域の総鎮守として崇敬されてきた。御祭神は応神天皇。鎌倉道に沿い建つ「大鳥居」を潜ると100m以上の長い参道が続く。参道の両側に多くの樹木が植栽され、春にはそれらの木々が芽吹き、夏は木陰として一服の涼を喫し、秋は真っ赤に染まった紅葉の美に包まれる。進むと「二の鳥居」と「両部鳥居」に至る。約4千坪の広大な境内には右に「鐘楼」、左に「神楽殿」、中央の石段上にシンボルの入母屋造りで銅板葺き江戸時代中期の建築で市文化財指定の朱塗りの「随身門」、その正面に高貴な人物の立像、その左右に従者が描かれた彫刻が施された「拝殿」(大正4年建築、築100年)、拝殿の背後に総ケヤキ造り、一間社流れ造りの「覆殿」をもつ 「本殿」(寛政6年/1794建築)がある。しかし今は残念ながら修復中で見ることは叶わないのが残念である。(2212)
修復前の拝殿
修復前の拝殿