多摩モノレール、京王線の高幡不動駅近くに「成田山新勝寺」、「大山不動」と共に関東三不動の一つとされる真言宗智山派別格本山の古刹「高幡山金剛寺」は鎮座する。創建は平安時代初期kの大宝年間(710)。本尊は不動明王である。慈覚大師円仁が清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護と定め山中に「不動堂」を建立、不動明王をご安置したのが興りである。幕末の新撰組を組織した「近藤勇」と「土方歳三」の菩提寺であることから「土方歳三」の銅像と顕彰碑がある。重要文化財(室町時代)の「仁王門」、左側には総高45mの朱色の「五重塔」が聳える。五重塔前に丈六不動三尊像を中心にたくさんの文化財を収蔵・展示する為の御堂「奥殿」、境内奥には高幡山の総本堂「大日堂」が佇んでいる。その他「聖天堂」、「大師堂」、「虚空蔵院」、「弁天堂」、「文永の板碑」が建ち並ぶ。「高幡のお不動さん」として、また四季の花々で彩られ多くの参拝者が詣でる古刹である。歴史的価値を有する堂宇の数々は興味深く半日かかりである。(2310)










