今日10月27日(金)は旧暦の9月13日であり今夜のお月さまは「十三夜」である。今夜は空を見上げ先人が愛した「十三夜」の月を楽しみ愛でたい。十三夜は昔使っていた月の満ち欠けをもとに1か月の日付を決める太陰太陽暦(旧暦)の9月13日の夜を指し、この日に見える月は旧暦の8月15日(十五夜)に出る月(中秋の名月)と並ぶ名月である。平安時代に中国から伝わったとされる十五夜の月を愛でる風習とは異なり、十三夜の少し欠けた月を愛でる風習は日本独特のものである。満月でもない十三夜にお月見をする風習が日本で始まったのは延喜19年9月13日 に当時の法皇が催した月の宴がきっかけである。早速午後6時半、頃澄み切った夜空を見上げると快晴とから左舷が欠けてはいるが97.2%のほぼ真ん丸の月である。月齢は12.4である。40万キロ近く離れた美しい幻想的な月をこうして見て、撮影できるとは感謝である。2日後の29日は満月でありまたトライしなくてはならない。(2310)
相模原市南区上鶴間に日蓮宗身延山久遠寺末寺の「方運山青柳寺」は鎮座する。明応8年(1499)に「青龍寺」という小庵を再興の際に「青柳寺」と改称した。創建は天正年間(1573~1592年)。本尊は大曼荼羅である。また江戸時代、当寺は寺小屋を開き教育の場でもあった。重厚な「山門」より入山すると正面に重厚な入り母屋造り瓦葺の「本堂」、左に「庫裏」と右に「鐘楼」、そして境内には数多くの石碑がある。その代表は自由民権運動の舞台となった当寺には「武相困民党発祥之地の稗」が建てられている。また当寺は本堂前に聳える一本の「しだれ桜」が有名である。満開見頃時には一目見ようと多くの人が訪れる。(2310)
相模原市南区麻溝台に四季の花が絶えない、市民のオアシスとなっている「相模原麻溝公園」はある。センター広場から「花の谷」にかけての散策路スロープ左右に各一本の「クロガネモチ」(黒鉄黐)の木が植栽されている。クロガネモチは「苦労がなく金持ち」に通じるネーミングから縁起木として知られる。クロガネモチは樹高10mから15m程ある大きな木である。クロガネモチは5月から6月に淡紫色の花をつけ、今はまだ黄色に少しオレンジ色をしているが秋から冬に球形で直径6mmの赤い実を沢山つけ公園や庭を彩る。花の少ない冬を彩る希少な存在である。この実は小鳥たちが好んで食べることから、運が良ければ鳥の糞から庭に勝手に生えることもあるとか。(2310)
12月頃赤く熟す
12月頃赤く熟す