相模原市南区磯部の中村家住宅、新磯ざる菊園の近くに永平寺と總持寺を本山とし厚木市の龍鳳寺末寺の曹洞宗寺院「金沢山勝源寺」は鎮座している。開山は笑山充誾大和尚(寛永5年2月7日卒)、開基は伊右衛門(寛永10年10月亡)とある。本尊は千手観世音菩薩(千手千眼観世音菩薩)。堂内諸仏には六面庚申の「青面金剛尊」、不動尊、毘沙門天、達磨大師が安置、境内地に聖観世音菩薩を祀っている。六地蔵祀る「山門」より入山すると正面に赤い屋根の「本堂」、右に「鐘楼」、本堂左奥に石碑と石像、墓碑が建てられている。明治から大正時代には養蚕守護を願う参拝者で賑わった。また当寺は青面金剛尊霊場の札所である。寺の菜園では10株ほどの「コキア」が赤く紅葉しはじめていた。(2310)




