相模原市南区下溝に数万種の花木が四季を彩る総合公園「県立相模原公園」はある。「花菖蒲」の名所となっている「水無月園」の一角に「ツバキ(エゾニシキ)」(蝦夷錦)が植栽されている。樹高は2mくらいで花柄に特色があり白地または淡いピンク地に濃紅の縦絞り、小絞りが入る半八重中輪という珍しい美しい「ツバキ」である。中には真っ赤な花も交じっている。開花時期は3月~4月、代表的な江戸のツバキの一種である。花言葉は色によって異なるが魅力、謙遜な美徳、至上の愛らしさ、おしゃれ。日本そして中国が原産、万葉の時代から日本人に愛されてきたツバキ(エゾニシキ)は18世紀ころヨーロッパに渡った。東洋的で端正な美しさに「日本のバラ」という賛辞が捧げられている花である。(2003)
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