海老名市国分に高野山真言宗の寺院「東光山国分寺」はある。奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち「相模国国分僧寺」の後継寺院にあたる。国分寺市にある「医王山国分寺」は「武蔵国分寺」といわれる。創建は750年頃(奈良時代)、本尊は薬師如来である。創建後の10世紀に衰退、鎌倉時代に修復、室町時代から戦国時代衰退、安土桃山時代から江戸時代に再興、幕末から明治初には衰退、明治時代に再興し現在に至るが苦難の歴史を繰り返している寺院である。「山門」より石段を上って行くと左手正面に入り母屋造りの「本堂」、左に「客殿」、そしてその前に重要文化財の「梵鐘」がある「鐘楼」、右に「六地蔵」がある。また参道手前には神川県指定木の「大けやき」が聳え、その下方に「国分寺跡」の史跡が広がっている。(1910)
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