相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

東の比叡山、徳川将軍家の菩提寺「東叡山寛永寺」

2018-12-28 10:39:12 | 寺院
東京台東区上野に江戸時代には格式と規模において我が国随一の大寺院であった天台宗の別格大本山寺院「東叡山寛永寺」はある。創建は寛永2年(1625)。山号は「東の比叡山」の意で、寺号は寛永年間に創建による。比叡山延暦寺を見立てている。本尊の薬師瑠璃光如来、脇侍の日光菩薩・月光両菩薩は伝教大師最澄自ら彫られたものである。徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願のため江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に慈眼大師天海大僧正が建立した。後には第四代将軍・德川家綱公の霊廟が造営され以来「将軍家の菩提寺」となった。「山門」を抜けると正面に大きな入り母屋造りの「根本中堂」、左に庫裏、裏手墓域にに6名の将軍(四代家綱公、五代綱吉公、八代吉宗公、十代家治公、十一代家斉公、十三代家定公)が埋葬されている国重文「徳川歴代将軍廟所」がある。非公開であるが「勅使門」だけは見ることができる。かつては現在の上野恩賜公園全体が寛永寺の寺域・境内であり最盛期には約35万5千坪に及び、大名並みの約12000石の寺領を有していた。今も上野動物園傍の「五重塔」、「清水観音堂」、「不忍池弁財天」、「輪王寺」、「上野大仏」など伽藍の一部が残っている。寛永寺は来る2025年に創建400周年を迎える。(1812)
















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 麻溝公園「グリーンタワー相... | トップ | 帯解観音と呼ばれている「金... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

寺院」カテゴリの最新記事