伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

大人のジョーク

2009-06-08 23:43:00 | 趣味の本・暇つぶし本
 基本的に下ネタと結婚と妻への絶望をネタにしたジョーク集。
 出典も初出も書いてありませんので、著者のオリジナル書き下ろしでしょうか。
 最初から日本人が日本語で考えたにしては翻訳物のような違和感を感じる部分もあり、今ひとつ笑いのツボにはまらない感じがしました。
 特に続けて読み通すと、いかにも思考パターンがワンパターンですので、先が見えてしまいます。この種のものは、雑誌かなんかに1つ2つ挟まれていてこそ価値があるのかなと思いました。
 若い男が自分の父親が牧師だから結婚するのは簡単と口説いたのに、相手の女性が「じゃあ、結婚してみましょうよ。私のパパは弁護士なの」(61ページ)というのは、仕事がら身につまされますが。


馬場実 文春新書 2009年4月20日発行
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毒と人体!

2009-06-08 23:16:24 | 自然科学・工学系
 毒と薬、麻薬等の人体への影響について解説した本。
 毒と薬は相対的で、毒も使いようで薬になるし、あらゆる生物に共通の毒はなく人間にとって毒でも他の動物には毒でないとか逆もあるというようなことが最初に説明されています。猛毒で有名なトリカブトは優れた鎮痛作用や強心作用がある漢方薬「附子」として利用される(19~20ページ)とか、わさびの香り成分がゴキブリにとっては強力な神経ガスになりコレラ菌やチフス菌やゴキブリが簡単に死んでしまう(80~81ページ)とか。
 アルコールは人体には毒として認識され、3割は腸まで行かずに胃で吸収されて直ちに肝臓に送られて分解されて腎臓に送られて排出され、その際アルコールとともにある水分も同じ道を辿るため、水分を取っているのに体は脱水状態になるのだそうな(56~60ページ)。それでお酒を飲むと夜喉が渇くんですね。
 喘息を患った人が田舎に行くと快癒するのは、田舎の空気がきれいだからではなく田舎は菌や病原体がたくさんいてそれに対抗するために免疫力や自然治癒力が向上するために喘息も治ってしまう(28~29ページ)っていうのは、そうかも知れませんが、自動車排ガスとかの原因物質が減少することを無視して議論していいのかなぁという気がします。


加藤雅俊 メディアファクトリー;ナレッジエンタ読本 2009年3月31日発行
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