心理カウンセラーの著者が、夫婦げんか、浮気、セックスレス、DV等のマリッジカウンセリングの事例を紹介しながら、夫婦の行き違いの原因や解決方法などを論じた本。
ゲーリー・チャップマンの「愛を伝える五つの言葉」を引用し、どういうときに愛を感じるかを、肯定的な言葉で伝える(褒めたり感謝することを口に出して言う)、無言の献身(不言実行、口先よりも態度)、贈り物(無形のものではなく物が欲しい)、一緒に至福の時を過ごす(物よりも一緒にいることや体験)、肌を触れあう(スキンシップ)を挙げ、自分はどうかということ、そして相手はどうかということを考えるように勧めています(182~194ページ)。他人から自分がされたいことを他人に対して行えという黄金律じゃダメなんですね。自分がされたいことを、相手もされたいと思っているわけじゃないと…
妻からDVを受けているが子どものためを思うと別れることもできずに耐えているという夫からの相談もある(94~95ページ)というところ、もちろんそれが多数派というわけではなく全体像としては夫からのDVが圧倒的とは思いますが、離婚訴訟では妻側が圧倒的に優位にあることを背景に妻側がかなり横暴な姿勢と主張を示すケースも見られ、そういうこともあるのだろうなと思います。

吉池安恵 出版芸術社 2021年2月10日発行
ゲーリー・チャップマンの「愛を伝える五つの言葉」を引用し、どういうときに愛を感じるかを、肯定的な言葉で伝える(褒めたり感謝することを口に出して言う)、無言の献身(不言実行、口先よりも態度)、贈り物(無形のものではなく物が欲しい)、一緒に至福の時を過ごす(物よりも一緒にいることや体験)、肌を触れあう(スキンシップ)を挙げ、自分はどうかということ、そして相手はどうかということを考えるように勧めています(182~194ページ)。他人から自分がされたいことを他人に対して行えという黄金律じゃダメなんですね。自分がされたいことを、相手もされたいと思っているわけじゃないと…
妻からDVを受けているが子どものためを思うと別れることもできずに耐えているという夫からの相談もある(94~95ページ)というところ、もちろんそれが多数派というわけではなく全体像としては夫からのDVが圧倒的とは思いますが、離婚訴訟では妻側が圧倒的に優位にあることを背景に妻側がかなり横暴な姿勢と主張を示すケースも見られ、そういうこともあるのだろうなと思います。

吉池安恵 出版芸術社 2021年2月10日発行