伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ 決定版

2022-10-12 21:56:35 | 実用書・ビジネス書
 元IBMにいてその後独立して会社経営をしながら、「日本の労働生産性はもっと上げられる。そのために自分のキャリアをすべて捧げよう」(8ページ)と考えているという著者が、仕事のコツについてのあれこれを書いた本。
 多数の項目が見開き2ページで書かれていて、その場その場で違うことを言っていると思えることもあり、これが決定的とか、これでいつもうまくいくということではなくて、結局は状況に合わせて臨機応変に対応するしかない、そのときのアイディアの引き出し集ということなんだと思います。「相手に合わせてカメレオンのように自分の性格を変える」(188ページ)なんてアドバイスもありますし。
 「あいつ使えない」は「私はあの人を使う能力がない」という敗北宣言だ(184~185ページ)というのは、味わい深いですね。解雇事件で、労働者側の弁護士としては、そうだ、そうだと思います。上司側でその境地に至るのはなかなか難しいとは思いますが。
 言いにくいことを「宛先多数につきBCCにて失礼します」と書きながら、実はその人だけに「BCC」で送付する(93ページ)って…そういうやり方があるのか、とは思いますが、そういう技巧的なというか騙しみたいなことをして、バレたら大変な気がしますけど。


河野英太郎 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2022年7月20日発行
コメント
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