句会提出句
★幼子の予期せぬ一歩立葵
★校庭に気合一声蟻の列
→少年の気合一声風薫る
★おにぎりに個性の開花山桜桃の実
★円座する昼の女子会桜の実
★青年の気ままな欠伸夏近し
本日の句会は持ち寄り3句と席題2句。
はじめの句「幼子の予期せぬ一歩立葵」は季語の「立葵」が付き過ぎとの意見があり、再検討の余地があるのではないかとの指摘。作者としてはちょっと悩んでしまう指摘。すこし時間をかけて考え直してみることにした。「予期せぬ」はおおむね伝わったと思う。
「校庭に気合一声蟻の列」は「校庭に」が再考の余地ありとのこと。「気合一声蟻の列」の気合が「蟻の列」にも関連するのではないか、との指摘もあった。ということで、→のように場所を示す「校庭」をやめて発声の主体を明確にし、季語を変えてみた。
「青年の気ままな欠伸夏近し」については「気ままな欠伸」の意味が不鮮明ではないかとの指摘があった。「気まま」を傍若無人の意味、あるいは「場所の配慮もなく」の意味で作ったのだが、確かに伝わるのは無理があるのかとも思った。しかし作者のような解釈の意見もあり、このままとすることにした。
他の二句は提出した私も予想したとおり、無理のある句。まったく取ってもらえなかった。「おにぎりの」句も「円座する」も情景がまったく伝わらない。特に「円座する」の句は席題。席題は私にはつらい。
★幼子の予期せぬ一歩立葵
★校庭に気合一声蟻の列
→少年の気合一声風薫る
★おにぎりに個性の開花山桜桃の実
★円座する昼の女子会桜の実
★青年の気ままな欠伸夏近し
本日の句会は持ち寄り3句と席題2句。
はじめの句「幼子の予期せぬ一歩立葵」は季語の「立葵」が付き過ぎとの意見があり、再検討の余地があるのではないかとの指摘。作者としてはちょっと悩んでしまう指摘。すこし時間をかけて考え直してみることにした。「予期せぬ」はおおむね伝わったと思う。
「校庭に気合一声蟻の列」は「校庭に」が再考の余地ありとのこと。「気合一声蟻の列」の気合が「蟻の列」にも関連するのではないか、との指摘もあった。ということで、→のように場所を示す「校庭」をやめて発声の主体を明確にし、季語を変えてみた。
「青年の気ままな欠伸夏近し」については「気ままな欠伸」の意味が不鮮明ではないかとの指摘があった。「気まま」を傍若無人の意味、あるいは「場所の配慮もなく」の意味で作ったのだが、確かに伝わるのは無理があるのかとも思った。しかし作者のような解釈の意見もあり、このままとすることにした。
他の二句は提出した私も予想したとおり、無理のある句。まったく取ってもらえなかった。「おにぎりの」句も「円座する」も情景がまったく伝わらない。特に「円座する」の句は席題。席題は私にはつらい。